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キングジムの“風呂敷ホワイトボード”
セッション・マニアのわたし、セッション運営の話術・資料構成・道具に凝るあまり、“コンサルタントのセッション虎の巻”なるパワポ資料を制作したことがある。その内容は秘伝ゆえ滅多に明かせないが、今や黙々とハードディスクに眠っている。 そんなわたしゆえ、セッションやミーティング運営を円滑にする機器や道具にとても興味がある。「うん、これだよね!」とローテクながらヒザをビシバシ打ったのが、今日のテーマ商品。 【hmm…なアドバイス262. キングジムの“風呂敷ホワイトボード”】キングジムが(08年)12月25日に発売する「ミーティングシート」は、90×60cmもしくは60cm四方で、机の上に広げてマーカーで書き込む風呂敷タイプのホワイトボードだ。引用元 ASCII.jp“見つけた ちょっとイイ文具” 引用元 キングジムでは『机に広げて、みんなで書き込む“新しいミーティングスタイル”』という。これは“テーブルに広げるホワイトボード”である。会議室やミーティングルームが一杯で困った。ホワイトボードを使えない会議室/会議スペースしかない。どうしようか。仕方ないからスタバでやるか・・・。 そんなときにパーフェクトな会議グッズがこれ。ミーティングシートはよくある磁石タイプではなく、“ミクロの吸着層”が裏面にほどこされ、それがテーブル表面をしっかりグリップする。オモテ面にあれこれの絵や文字や決定事項をマーカーで書く“会議の風呂敷”である。 【ミーティングシートの威力】 思い起こせばcherryさんとわたし、空き時間を見つけてはタリーズの丸テーブルの上で、「こんなアイデアどうだろうか?」と紙片やノートに書きあっていた。その紙片から、疑問符やヒザ打ちや腕組みに満ちた企画が生まれました。 そんな自腹のスタバ・タリーズ・illyでのミーティングを数限りなくしました。わたしたちコンサルだけでなく、みんなやってますよね。不況風にめげずがんばっている日本の会社員たちのどこでも会議、経営者の方々、わかってくださいね。そのミーティング・ココロをしかと受けとめた商品化が『ミーティングシート』。価格は6,825円(60cm四方タイプ)もしくは7,875円(90×60cmタイプ)。 ビジネスメディア誠の吉岡編集長ご愛用のキングジムの『ポメラ』、その“きっぱり”な機能にもぐっときました。このローテクのシートの発想もポメラと似ていますよね。 【カフェ会議に関連して、ふたつのアイデア】 自伝的アイデアふたつ。まず『ミーティング・ナプキン』。手元に書く紙がないとき、お店の“紙ナプキン”を使ってアイデアを書き留めます。誰しもありますよね。それなら!と、ミーティングで記入できるナプキンを開発してはどぉ? 『SAKURAの春』のコバヤシは“KOTO”と紙ナプキンに書き、“顧客ニーズ・マトリックス”をペーパーエプロンに書いたのです。 銀座ルノワールなど会議室としてもカフェを使ってもらいたい喫茶室、安くなったミニ・プロジェクタをぜひ導入したらどうでしょう。“プロジェクタ・カフェ”って差別化でしょう? 手のひらプロジェクタを壁に写して商談もできるので。地方都市の喫茶店にいいかも。 【hmm…なアドバイス】 人生を決めるクリエイティビティは、かしこまった場から生まれない。歌を例にとってもそうだ。名曲の作詩も作曲はどこから生まれるか。日常生活で聴こえる音、人の動き、練習のジャムセッション、そしてカフェの片隅からふと生まれる。 それと同じく、仕事での最良の意思決定も、個々人の人生のGO/STOPも、かしこまった会議やお説教から生まれることはない。信頼する誰かとの何気ない雑談から生まれて、そこから広がる/広げるものだ。雑談や雑記こそクリエイティビティの根源である。 仕事と人生の機微を、カフェというカジュアルな場で可視化する『ミーティングシート』。そのコンセプト構築力に脱帽しました。ポメラと合わせて『“08年“うふふ”マーケティング大賞』を授与したい。辞退されたらどうしよう(笑)。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年12月1日 22時45分
千代田区のランナーズ銭湯からのヒント
子どもの時分、銭湯に行っていたことがある。住んでいたのは都会の下町だから、ほとんどの家にはすでにお風呂があった。ところが我が古家にはそれがなく、家を建て替えるまで、何年か銭湯通いだった。銭湯にゆくのは面倒ではあったけれど、風呂上がりに“パンピーオレンジ”なぞを飲み干して、でっかい扇風機の前に立つ。さっぱりと子どもオヤジをしていました。 すまん、今450円らしい。 オヤジしか知らないパンピーオレンジ。 同級生の家が経営するその銭湯、まあまあ繁盛していたが、やがて客足も途絶えほどなく閉店し、マンションになった。それか20年くらい、減ったとはいえ都内に公衆浴場はまだ900軒もある。今どき大人は450円。回数券で4200円/10回に割引。スイカやPASMOでは払えませんか? 【hmm…なアドバイス261.千代田区のランナーズ銭湯からのヒント】 さて銭湯からいきなり場面は皇居です。平日の夕刻から夜間、そして土日になると、ええ!こんなにたくさんの人が!と絶句するほど多くのランナーが走る皇居外周。走るアホウに観るアホウ(笑)じゃありませんが、一度見に行って、ぜひ走ってみてください。実に混んでいます。 引用元 チャレンジ皇居マラソン 2008 公式コースは別にして、たいていは皇居をひたすら一周(ないし何周か)するわけです。とくに平日のランナーは都心三区で働く会社員がメイン。昼間はスーツ、夜はジョギングウェア、どこで着替えて、どこで汗を洗い流すのか。そこで銭湯の話しにバトンを渡します。 【千代田区のランナーズ銭湯】 経営落日一方かと思われる銭湯、実は活況を呈しているところもある。それは皇居をめぐるマラソンランナー御用達の銭湯3軒。 右図の引用元。左と合わせるために時計反対回りをしました。 このルートに近接する3軒の銭湯、数年前から「ロッカーサービス」を始めた。つまりスーツ姿で訪れる会社員が、ロッカーを貸りて着替える。彼ら彼女らはそこでジョギングウェアになって、皇居へ一目散。銭湯に帰ってひと風呂浴びて、一本飲んで帰るわけです。いいねえ。なお、右図のサイトには、銭湯だけでなく、トイレなども掲載されていて便利。 それぞれの詳細は銭湯愛好会東京支部からの情報をご参照。さすがに愛好者だけあって(ランナーではなさそうですが)微に入り細に入り、詳しい記述が湯気だっています。 バン・ドゥーシュ(東京都千代田区麹町1-5-4) 稲荷湯(いなりゆ)(東京都千代田区内神田1-7-3) 梅の湯(東京都千代田区神田神保町2-8-2) いろんなランナーのブログを読むと「行列ができている」「相当混み合っている」そうですから、なるべく会社の仕事はフライングして、銭湯に直行直帰しましょう! 前の会社の同僚の美女Raina & Yukaのお二人、皇居ランナーでもある。はたしてこの銭湯知っているのだろうか?こぎれいなオフィスビルのトイレで着替えるのもナニなので(そうされているかどうか知りませんよ!)、たまにはひと風呂浴びて帰ってください。基本的に450円です。 【ランスタもあります】 さて、マラソンブームで銭湯経営が助かった3軒だけでなく、銀座のアシックスも会員施設を持つし、神保町には『ランナーズステーション』もある。ロッカーと更衣室、シャワー室を揃える会員施設。ロッカー会員で3,600円/7,000円。いずれも週1回利用権だから、銭湯よりは高いが荷物はいつも置ける。 ここはマンション1Fだけでの経営。都心でも、立地が奥まっていて一定の広さがあるなら、オフィスビルでもこんな改造・管理商売もいいと思う。 【hmm…なアドバイス】 お手軽フィットネスで先行したのは、1回30分のエクササイズで、更衣室もシャワー室もないカーブスだ。すでに全国に700店もある。女性だけ、続けるために毎日やろうという単純なコンセプトがうけた。少しだけ汗を流して帰宅する施設カーブスは、ちょっとジョギングをするのと似ている。 シャワーを浴びるか浴びないか。わたしなら銭湯入ってパンピーオレンジを飲んだあと、通勤電車に揺られたくないな。でも、さっぱりはしたい。シャワーまで浴びなくても、熱いタオルで身体を拭うくらいでもいい。 カーブスと銭湯のまん中に、フィットネス支援サービスの空白地帯がありそうだ。参考になるのはアキバの区営有料トイレ『オアシス@akiba』。あの1回100円のトイレである。利用の仕方は“メイド”や“ゴスロリ”に変身がメインと言われる。 “昼 会社員、夜 ランナー”も同じでしょ。1回300〜400円くらいで、着替えとロッカーと熱いタオルと大きめの洗面台。それだけの施設ならどうだろうか?運営は無人じゃまずいので、カフェやビアバーと併設すれば(飲み食い付きで)一石二鳥かしら。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月30日 21時4分
Write or Die いや Read or Die ?
今日は温かさがもどり好天でした。こんな日こそ『書を捨てよ、町へ出よう』ならぬ“PCを閉じよ、街に出よう”ですよね。ところが・・・ずるずるダラダラとPCを閉じず、ウダウダしてしまいました。ジョギングはちょいとしましたが。 “書くこと”をテーマに、ビジネスメディア誠の吉岡編集長から、愛のこもったメールが届いたのがひとつの理由。わたしは何をどう書きたいのか、ライターとしてはどう書くべきか。諸々考えました。最近、ちょっと軸ぶれがあったかなと反省しました。 もうひとつの理由は、この“ライター殺しのソフトウェア”です。 【hmm…なアドバイス260.Write or Die いや Read or Die ?】Write or Die is a web application that encourages writing by punishing the tendency to avoid writing. Start typing in the box. As long as you keep typing, you're fine, but once you stop typing, you have a grace period of a certain number of seconds and then there are consequences. 引用元 Dr.Wicked.com 「Write or Die(書かねば死ね!) は書くことをナマける癖のあるライターを罰して、書きなさぁい!と迫るソフトウェアです。ボックスにタイプし始めます。タイプしつづけるならいいのです。でも止まれば一定時間後に原稿が真っ赤に怒りだし、いろんなことが起きます」 word goal は書く文字数。ビジネスメディア誠のわたしのエッセイは2500字、このブログだと1,500〜2,000字/日です。文字数と右下のtime goal(制限時間)は対でプログラムされていたようですが、バージョン2では可変にもなるようです。設定では10分、20分、30分、48分・・・2時間まで選択する。その書ききりのゴールをめざすというわけです。 grace period とは猶予期間。「許してね」「厳しく」「悪魔(笑)」の3段階。左下の4つのラジオボタンは「ゆっくりね」「普通」「神風モード」「電気ショックモード(笑)」。これらを選んでから書き出すわけです。いやだなあ。 【真っ赤になって怒らなくても】 スタート(Write!)を押すとテキストボックスが現れ、ここに文を書きだす仕掛けです。内容は問わず、何かを書いていれば、設定時間がチクタクとゼロに向かっていく以外、何も起こらない。いったんタイプの手が止まると、何秒後かにテキストの外側が真っ赤になって怒りだすのです。お前、書いていないだろう!実に凝っている。 ちょっと日本語で書きだしたのですが、すぐに詰まりました(笑)。 このソフトの開発者兼サイトの運営者の横顔もコピりました。ちと怪しい(笑)。彼のブログ曰く、バージョン2では、達成したらそれを祝うビクトリーサウンドも出るそうです。いらんよそんなの(笑)。こちらはソフト解説のyoutube。 【hmm…なアドバイス】 はてなのRSSを読んでいて、ある人のブログで「3日目にして書くことがなくなった…」という記述がありました。その気持ち、よ〜くわかります。わたしだって毎日が書けるかどうかの勝負をしていますので。 書くことを自分の生活のリズムにいれましょう。自分の原点のひとつ=書くことと決める。現にわたしはこのブログが原点です。だからツラいときでも、原点を外さないよな、お前は?と自分に訊いたり(病気?_笑)。書くのは就寝前のヨガ体操のよりも生活リズムに密着させています。 切口を決めれば毎日書けます。切口ないしテーマを“narrow & deep”に掘り下げること。わたしのテーマは“お客さまの視点”。この商品・このサービスのどこにソレがあるのか?を日々書いている。お客さま視点がない商品は、そもそも取り上げないので、精神衛生上良い。 ブログにせよ、原稿料を頂く書きものにせよ、書くこと=自分探しですから、まずは自分の思いや自分のことを書きたい。でも一歩進んでプロになるなら、自分の個性を捨てずに、その向こうにいる読者をつかむことが求められます。落城させたフリをして、掘に水攻めをして溺れさせる戦国大名に似ています。もう一段上に、真の意味のポピュラリティがあります。それはわたしには(まだ)語れない世界なので、わかりません。 さて余談。驚くべきは東の国の首相の識字レベル。誤読大名の彼こそ“Read or Die(読むか死ぬか)”。あるいは官僚の作文を間違えて読んで “Read and Die(誤読して死ぬ=退陣)”のどちらか。アメリカのジャガイモの複数形もヤバかったですが、いずれにせよ、政治家マンガ禁止法案を与党・野党共同で出すべし。 吉岡さんのおかげで今日は充実感がありました。彼女はモチわたしより年下なのですが生みの親ですから(笑)。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月29日 22時56分
デザインのチカラ
今日はようやく週末。ちょっとストレスがたまりました。週の前半は、システム開発というものが、もう少し人間寄りになってほしいと思った。週の後半は逆に、人間というものが、もう少しシステム寄りになるべきだと思った。 システムと人。古くて新しいテーマですよね。生身で直面するとむつかしいことも多いと思いました。冷静になれば、どっちもどっちですね。モヤモヤがたまったら“デザイン”に走る。それがわたしの中でのストレス解消策のひとつ。で、スイスのオモシロ・デザイナーをテーマに。 【hmm…なアドバイス259. デザインのチカラ】the desk is designed for public spaces with wireless internet access. the desk reminded us of the city benches by adriano design. users are given a small cubicle perfectly sized for a laptop. the desk is partially covered to shade the screen for a better picture. 引用元 designboom ほお。 「このパブリックデスクはインターネットへの無線接続ができるベンチデザイン。使用者はラップトップPCを使うのにぴったりのスペースがあり、シェイドによってPCスクリーンを見やすくします」(拙訳) 確かに安くて小さい“ミニノートPC”が売れています(既に“ピークアウト”間近ですけど)。だからますますこんな“公衆PCタウンデスク”にニーズが高まりそう。わざわざPCノートを持ち歩く必然性も増すだろうし、通勤電車の座席で迷惑な“肘張りタイピング”は御免願える。外出先でメールをするための無用な散財(カフェ代金)もしなくて済む。ぜんぶ街の“タウン・デスク”でやってくださいね。もちろん駅や空港など時間待ちがあるところにぴったり。 【融通の高いパブリックデスク】 もう10年以上前、街角PCと似たことをしたことがありました。シンガポール、マレーシア、そして成田でも、グレーの電話機の上にノートPCをのせて、ISDN回線ケーブルをつないで、電子メール通信をしたことがありました。当時は国際展開するISPの拠点に電話して、ジーコジーコとモデムをつないで、メールをやりとして。実にタイヘンでした。 このネットアクセスのパブリックデスクのデザインには可能性とメリットがある。 ・太陽光のソーラーパネルで充電可能 ・有線/無線接続で有料サービスが可能 ・接続で広告を掲載も可能。 ・携帯電話/携帯デバイスの充電サービス ・立ちかせいぜい短時間しか座れないというメリット (米国の映画で電話ボックスに住むホームレスが描かれたシーンがあった) メールのやりとりぐらいでレンタルオフィスを借りたくない。そんな想いにも応える。 【Lifegoodsのメンメンのデザイン】 ほかにもおもしろいデザインがある。次の画像は“two lamps”。卓上のランプで懐中電灯にも成るというデザイン。これは災害時にもいいかもしれない。形状もいろいろ想像/応用がききそうだ。LEDを活用すれば長寿命かつデザイン余裕度も増す。 ほら! 次はベッドサイドランプ。朝に身に着けないといけないものが多い。でもそれってよく忘れるんですよね(特に月曜日)。ランプにごっそり身の回りのグッズを入れられる。 次の鳥箱も好きです。木こりと鳥って敵なのだろろうか?味方なのだろうか?こんなデザインをする彼ら(3人一組)のグループの名前はLifegoods. そろってスイスのローザンヌ大学を卒業。 へへへ。 【hmm…なアドバイス】 生きていて、また仕事をしていてデザインに教えられることは多い。 こんなことを思った。事業を進める上で、いったん決めた原則は変えてはダメ。でもどうしても変えるべきなら変えるべきなのも原則なのだ。そこがむつかしい。最後は思想と思想のぶつかりあいになる。想いが裸になる瞬間がある。緊張が走る。 そんなとき、デザインには人をほっとさせるチカラがある。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月28日 23時12分
男のファッションは生きざま
今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふ”マーケティングへのリードです。 男のファッションは生きざまスーツと寝間着の中間、ビジネスカジュアルの服を持っていないことに気付いた私。その背景には、男性社会特有の“ファッション無監視社会”があったのだ。続きはこちら。 今週のテーマは“男のファッション”です。自分がファッション音痴とは卑下したくないけれど、装い上手でもないし、センスがいいとは思わない。だいいち服だってたくさん持っていない。ただこういう着こなしをしよう、という淡い思いは、前の職場、スーツ時代も持ちたいと思っていました。 【キマる人はキマるのですが】 たとえば革靴。踵が減るのはみっともないので、新品を下ろすときから減らないように“シューズプロテクター”なる三日月型の樹脂/金属片をつま先も含めて打ち込む。磨きかたもウンチクあります。シャツとタイの柄/色合わせのパターン化も日々妄想しました。バッグもサラリーマン御用達はイヤでイヤで。フィリップ・スタルクのノーブルなショルダー、国立商店の上部で相棒を感じるトート。どっちもややツっぱりでしょうか。堅気にはあるまじき帽子も日々かむって、ひとことで言うとハズれ者ですか? でもわたしなんかよりもっとカジュアルなTさん、実にキマってもっとハズれてました。帽子、シューズ、パンツもシャツも実にオモテ参道ぽくて良い感じで、見習いたかった。もうひとり、奥サマがファッション上手というもっぱらの噂のSさんの、鮮やかなシャツにはいつも見とれた。袖口のユニークなサッカーボールのカフス(!)が欲しかったなあ(笑)。 サッカーボールのカフス=引用元(これと同じだったかはわかりません) 【ドレスコードって・・・むつかしい】 そもそもドレスコードって、誰のために、何のためにあるの?と思ってしまう。とても謎です。今どきのフリーアドレスの職場なら、みんなPJべースで働く。たまたま隣の人がスーツバリバリ、横ちょの人がジーンズバリバリでも、お客さんに迷惑をかけないプロジェクト・スケジュールに沿っていればOKなはずですよね。ドレスコードに屋上屋を重ねると、何がなんだかからなくなってしまう。 でも、ある日あなたが、流行りの自転車通勤をしたとしましょう。あなたが内勤の人であっても、膝下を露出するチャリファッションではいかがか?と課長に言われます。それはそうだなっと思うのです。指摘は汗をかいた体臭に対してではないのです。毛ずねの見える?半ズボン?に対してなのです。つまりドレスが仕事や環境に及ぼす影響は、体臭やうなりや貧乏揺すりよりも大きいのかもしれない。 わたしは前職でドレスを注意されたことはなかった。唯一の注意というかご指摘をウケたのは、クールビズ適用時期にネクタイを締め続けたことくらい。なぜかって?もちろん“開襟オヤジ”になりたくなかったから。開襟シャツとスーツって・・・ダメよ(笑)。 【ビジネスカジュアルが嫌いな深層心理?】 だからそもそもビジネスカジュアル、つまり中間地帯服には抵抗があった。その理由を考えてみるとどうやら“劣等感”かもしれないと思い当たった。 優等社員にありがちですが、スーツもばっちりなら、休日のチノパンツにポロシャツ、ジャケットにローファーもソツなく。そんな“優等生たち”へのコンプレックスが私の中にありそう。しょせんは落ちこぼれだから、優等生社会の優等生チェックのX線照射に裸にされるのがイヤなのかもしれない。 【オトコのファッションの花の時期は短い】 もうひとつ、次の図をみたときに「そうだよね!」と思ったのも、今回の記事のきっかけ。 オンナはあたまのてっぺんからツマ先まで厳しいチェックをし合う。一方オトコは“Hi, there!”みたいなあいさつで終わってしまう。ああ、それってあるなあと、このマンガは卓見だと思いました。 ファッションって自分のためにすると思う瞬間って何でしょう?それは以前に履けたジーンズが(インチアップで)履けなくなったとき。もちろん肌の色がくすんで、この色あの色が似合わなくなったという女性の嘆きもあります。いずれにせよ体形変化か加齢変化がきっかけ。 同性からはチェックがかからないし、異性からのチェックだって交際開始から3年くらいしかかからないでしょ(笑)。あとは寝間着でもいいの(いろんな意味でね_笑)。結局オトコのファッションの花の時期って、花の寿命ほど短いのです。 とはいえ相棒cherryさんに裸どころか一顧だにされないのもマズいので、そろそろ行列も絶えてきた『H&M』でも行きますか。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月27日 20時0分
貨物線の魅力
最寄りの駅から帰宅する途中、JRの貨物線が横切っている。正直邪魔だな、と思う。貨物線なんてたま〜にしか電車が走らないのに、堂々と駅前から住宅街への道を横切っている。この貨物線がなければ道はまっすぐになるし、交通がスムーズになるのに。 しかもいったん貨物車が通りかかると、ほんとうに長い。30輛くらいありそうだ。箱形の車両だけでなく、液ものや砂ものや、自動車完成車だって運搬している。日本の運搬の大動脈だってのはわかるけれど。 【hmm・・・なアドバイス258.貨物線の魅力】JR東日本東京支社は20日、来月20日と21日に貨物線を“はしご”するお座敷列車を走らせると発表した。「貨物線踏破の旅」と銘打ち、鉄道ファン向けに企画。団体臨時列車が近道などの理由で走ることはあっても、貨物線を走ることだけを目的とした旅客列車は初めてという。引用元 産経新聞 なるほど。普段は旅客電車が走らない線路をはしごするわけですね。貨物線を走る旅は2回開催する。 12月20日:高島貨物線(鶴見−桜木町)の車窓コース。品川駅から品鶴線−高島貨物線−根岸線−東海道貨物線−新鶴見信号所-武蔵野線-大宮 12月21日:新金貨物線(小岩−金町)の車窓コース。両国出発、総武線−新金貨物線−常磐線を経由、馬橋支線-武蔵野線-大宮。 う〜ん・・・鉄ちゃんて、ロマンスカーや鼻の丸いひかり号だけでなく、貨物線にも燃え上がる幸せな人びとなのですね。鉄素人のわたしが“邪魔だなあ”なんて呟いてるのに、愉しみに変えてしまうわけdす。そのイマジネーション、脱帽です。 【いったい何がそんなに愉しいのか?】 「何がそんなに愉しいの?」それをまず訊きたい。だって貨物線で、どちらも記念弁当と記念乗車証がつくとはいっても、乗るのは昔の車両で、たかだか3時間か4時間の旅。いったん走ればどこでも下りられない。そんな車窓だけの旅に、9,000円や4,000円を支払っちゃうという汽笛のような気前良さ。んったく不況知らず。 “素鉄”なわたしなりに考えると、まず“見たことのない車窓の魅力”がありそうだ。普通の電車は、毎日の旅客線を通る。毎日変わらない車窓を見ている。ところが貨物線て、割と近所にありながら、“乗れない線路”なのだ。日常の非日常というか、希有である。生活に密着している線路の上で、見たことのない車窓が流れてゆく。その体験に価値がある。 また“貨物軌道に乗る”という魅力もある。あの無骨な貨物車両そのものに乗れれば、きっと鉄ちゃんは感涙するのでしょう。旅客の運搬はダメなのでしょうけれど。貨車の軌道上を走るという醍醐味、それがいろんなイマジネーションを誘うのではないか。 【貨車の旅の可能性】 貨車の旅、鉄ちゃん以外にも市場性があると思う。 自転車乗りのわたしとしては、貨車旅行と自転車を結びつけたい。西武鉄道が秩父へサイクリストを自転車と共に運んだように、貨車で自転車とサイクリストを運搬して郊外に運びたい。朝出発して夕方に帰る。旅客車輛よりも自転車は運搬しやすい。一般車両を改造しないでも対応できるのも合理的でしょう。 またエコツーリズムにちなんでエコトレインもいい。電車=エコをアピールするため、貨車ラインでトコトコゆっくりとエコいっぱいなエリアを走り抜ける。貨車で地方の無農薬野菜や美味しい豚・牛肉などを買いつけ、“旅客貨車”で旅行気分で運んで、解散地点で自家用車で引き取ってもらう。そうすると通勤型ではない“パークアンドライド”も企画できそう。国交省と環境庁と農林省が、みんなタテ割りを廃して企画するといいと思う。 普段邪魔扱いされている貨車、実は“運搬”プラスαで、いろいろな企画が考えられそうだ。 【hmm…なアドバイス】 もうすぐ『Shine A Light』が全国公開される。前売りチケットを買うと何か特典があるらしいのだが、今週もまた奔走しておりまして、まだ買えていない。なぜその話しが鉄道と関係があるか。ほとんどないのですが(笑)、映画の中で『All down the Line』という曲が歌われる。鉄にちなんだ曲で、“線路をくだってゆこうぜ”みたいな歌詞。 たくさんのブルース歌手、演歌歌手、フォーク歌手、もちろんポップスも、“鉄”を歌い、鉄への想いを捧げている。何がそんなに歌い手を惹きつけるのか?それはきっと、たくさんの人のそれぞれの人生を、ひとつの車輛がひとつに包んであげて、それをたった二本のレールで運ぶ。車窓にはメモリーやロマンが流れて、どんどん後ろゆく儚さ。それが歌になるのだろうか。などと思ったりしました。 utteが一日おくれでオープンしました。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月27日 6時35分
SAKURAの春【14】お客さんはドコォ? 3/5
豪州ブリスベンのダウンタウンの日本料理店『SAKURA』に漂着したふたりの若い日本人、コバヤシと後藤。SAKURA2号店をめぐり、失意と熱意と成長を描く“マーケティング・エンターテイメント物語”。その13回目です。 ******************* プレジャーボートの日の釣りの成果はゼロではなかったが、わたしと後藤が失ったカロリーに見合うほどではなかった。魚の群れを追って漁場を探すのはしょせんムリがある。エンジン音とガソリンの匂いを海にまきちらす文明が近くにやってくれば、魚は本能的に逃げる。追えば追うほど魚は逃げる。それをまた追う。どこかムリなんだ。 桟橋で軽油を補給するプレジャーボートを眺めて、思いの海にさまよった。 引用元 ボートに投資ができるMr.Tと違って、わたしも後藤もやってこないお客さんを“素潜り”で追いかけているようなものだ。“お客さん探知機”を持たない身にはつらい潜りだ。いや違うのかもしれない。わたしの手に、お客さん探知機があったとしても、それはお客さんをより良く見えるようにするだけだ。探知機なんてなくても、潮の流れや海水の温度や風向きなどの自然の法則に従えば、泳ぐ魚は感知できるはず。魚の根っからの習性を知ればいい。 魚もわたしや後藤も、逃げる者の気持ちはどこか似かよう。どこか顔が似てくる。捕まえてみると似たような顔をしている。やっぱりこわれるスピードの方が速かったな、と。自分がどれだけこわれてしまったか知っているさ、というように。捕まえた漁師は、きっとMr.Tのように無造作なのだろう。 空手の有段者で師範であるMr.Tは、ダウンアンダーの国に空手を普及させてきた先駆者でもある。だが実は、彼も同じなのかもしれない。日本で道場を開けないから、南の国に逃げてきて、空手道を普及させる道を選んだのかもしれない。こわされないように、ここに来たのかもしれない。 こんな禁じ手もやったと聞いた。自分の空手教室が他の教室に生徒を奪われると、相手の教室に飛び切り強い有段者を潜入させて、師範をたたきのめして、“こんな弱い師範には教われない”と触れまわさせた。相手をたたきのめして自分が勝ち上がる。その報酬が“プレジャーボート”というわけだ。 そのプレジャーは誰も幸せにしていない。自分の虚栄心を満たし、不幸せを広げるだけだ。 どうやらわたしは軽油の匂いにむせて妄想を抱いたらしい。後藤に目配せをして、ガソリンを喉に詰まらせるように走る老Fiatで帰ることにした。 ******************** 翌日の月曜日の昼は静かだった。記録的にお客さんが来なかった。昨日あれほど魚を追いかけた代償だろうか。 “フリーランチ”で仮想お客さまに話しを聴くのは、明日の火曜日のランチのあとだ。今日はその仕込みに専念しよう。わたしと後藤はフリーランチの仕込み準備にとりかかった。明日は麗朱のご両親と知人、ワンダの日本語学科の同級生らがやってくるはずだ。特別なことはせずに、ありのままを体験してもらって、食べてもらったあとに意見をもらおう。 ところが夜になり予想外にお客さんがやってきた。オージーに日本人に韓国人とまだら模様だが、わたしたちが少しだけ前向きになったのが以心伝心したのだろうか?ほとんどの食卓が料理でうまり、笑顔が広がっていた。久しぶりに忙しい麗朱もワンダも、頬を紅くて楽しそうだ。 ******************** 普段どおりのメニューだが、サーブの仕方だけを変えた。ちょうど中華料理の“点心”のように、料理を小皿に小分けをした。少しずつたくさん食べてもらって意見を聴くというねらいからだ。 引用元 “お客さま”たちは三々五々集まってきた。麗朱の家族は父と母と彼女の妹の、その知人一人の計4人だ。ワンダの友人でオージーの女性1名、そして飛び入り参加は後藤の友人、わたしたちと同じワーホリの放浪日本人ふたり。何やら腹を空かしているらしい。あわせて7名だ。テーブルを寄せて、全員がひとつのテーブルに座るようにした。 用意した“点心メニュー”は刺身、天ぷら、揚げだし豆腐、肉じゃが、納豆、焼きおにぎり、みそ汁にソバ。極めつけの日本料理ばかりを出していった。麗朱もワンダも普段どおりに立ち振る舞い、わたしも後藤も普段どおりの味を気をつけた。そのままのSAKURA2号店を食べてもらいたかった。 刺身を出すと、ワンダの友人のオージー女性が「Oh!Raw food!」と呟くのが聴こえた。お箸の持ちかたもおぼつかない。隣に座ったワーキングホリデーの日本人男性が、持ちかたの見本を見せている。だが彼の箸の持ちかた自体がちょっとヘンだ。わさびをのせて、醤油の小皿にドリップして口にほおばると「Woo!」と言って鼻をおさえた。みんなが笑った。 てんぷらを出すと、長く日本にいた麗朱の父が、大根おろしを掬い天つゆに入れ、食べてうなずいた。母のほうは塩がほしいと言ったので盛りつけた。若いワーキングホリデーの日本人は、肉じゃがをかきこむように食べるし、納豆には芥子をのせて醤油をかけて、ご飯が欲しいなあとつぶやいている。焼きおにぎりはオージー女性にも好評で、「This is Great!」の声さえもらえた。 引用元 ******************** ブログのアップが遅くなりました。実は、思いのほかutteで手間取り、さらにまだ手間取っております。utteの本日(11月25日)の更新のお約束が守れずごめんなさい。いろいろな意味で、今日は“お客さま志向”を考えました。どんなことがあっても、最後はお客さま志向でないとだめ。システム屋“思考/指向”はダメ。ちょっとそれに染まりそうになりました。まずい。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月26日 0時26分
Pierre Hermeとお八つのメモリー
以前、リプトン紅茶の500mlのPETボトルに食玩のおまけ(携帯ストラップ)が付いていたので何気に買った。相棒cherryさんに見せたら「私、速攻で集めてます!」と言われてコレクションの一助に差し上げたのだった。 彼女は料理研究家だが、たいていのPETボトルのおまけ付きは「ゴミになるので買わない」という。携帯ストラップのジャラジャラもしない。だがその食玩は別だった。何がそんなに惹き付けるのだろうか?真の理由はわからないけど、それはPierre Hermeのマカロンだった。 【hmm…なアドバイス257.Pierre Hermeとお八つのメモリー】NECは10日、08年秋冬向けの携帯端末新シリーズを発表した。その1つ「N-03A」は、デザインをフランスの著名パティシエ、ピエール・エルメ(Pierre Herme)氏が監修した端末。ボディーにはスイーツをイメージしたカラーを取りそろえた。NTTドコモ向けの端末で、11月中旬からの販売を予定している。引用元AFP 引用元 こちら こちらはNTTより。 携帯ストラップじゃなくて、携帯そのモノのデザインとピエール・エルメってどんなのか?凄く興味を惹かれました。この画像見ると、う〜ん・・・美味しそう(笑)。白いボディの肌あい、お菓子みたいに見える(クリックで拡大します)。とは言いつつ店頭まで行って試食はしていないので、ドコモさんのサイトより紹介します。 【イチゴとアプリコット】 イチゴたっぷりのマカロンとNEC N-03A。ピンクの色調がよく映える。美味なスィーツを食べる場と、そこで携帯を開いて待ち画面にする女性。そんなシーンがイメージできる。なにせカラーは“マカロンピンク”です。 画像はドコモより もうひとつは“アプリコット・オレンジ”。08年11月12日の発表会で「ケーキのやわらかさがケータイに加わったことで、お客様が毎日使いたくなるものになる」とピエール エルメ日本支社代表のリシャール・ルデュ氏が話した。 画像はドコモより。 【BANDAIからもピエール・エルメが】 ピエール・エルメの代表的なお菓子のミニチュアフィギュア。 引用元 Amazon こちらはアマゾン。 こちらは売り切れていました。 いろいろ調べて分かったのは、12月の上旬にピエール・エルメの食玩がBANDAIから発売されること。それは元々はメガハウスからずいぶん凝った仕様で発売されたものを、デフュージョン?したものらしい。1個400円だが、10個セットでも売られること。1セット=10個だが、実は10個以上あるらしいこと、などなど。間違いがあっても当局は一切関知しません(笑)。すでに売り切れ多しです。お早めに。 【hmm…なアドバイス】 ピエール・エレメの食玩、確かに美しいけれど、タカガ食玩でしょ?なんでこれほど食玩に惹きつけられるのでしょうか?もちろんスィーツで美味しいからだが、フト思い当たるのは子ども時分の“ワクワク感”。 お菓子を隠しておいて、シメシメとニヤリ。 冷蔵庫にあれあったよね、というにっこり。 兄弟姉妹で、こっちが小さい、あっちが大きいと諍った追憶。 お八つの語源を『語源由来辞典』で調べると。 おやつの「やつ」は、午後二時から四時までをさす江戸時代の言葉「八つ」である。 江戸時代は一日二食が普通で、小腹がすく“八つ刻(やつどき)”に間食をするようになったのがきっかけらしい。ともあれ、お八つには楽しい時間のメモリーがたんとある。だからこそ惹き付けられるのではないか。 でも、お八つなのか朝食なのか昼食なのか、よくわからない時間帯に立ち食い・歩き食いをしている人が増えた。JRや地下鉄の構内だけじゃなく、歩きながらもいますよね。サンフランシスコで観光客がクラムチャウダ ーを食べるわけじゃない。立ち喰い歩きの彼らには、“お八つ”のワクワク感のメモリーが無いのだろう。寂しいなあ。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月24日 20時43分
インテリジェント・ホワイトボード
コンサルタントの武器とは何だろうか?発想力や知識、整理するチカラやことば、つまりひと言でいえば頭脳なのだが、それを支える“道具”とは何だろうか? ノートPC?(そりゃもちろん)。システム手帳?(わたしは整理下手)。でっかいTUMIのバッグ?(けっこう高価で堅めで嫌い)監査小六法?(今さらね_笑)。コンサルタントの腕の見せ所は“意見の引き出し”であり“議論の誘導”だと思う。だからひとつ挙げるなら、ホワイトボードだ。 【hmm…なアドバイス256. インテリジェント・ホワイトボード】今回発売する「カラーコピー黒板」は、板面にマーカーで記載した文字や絵図を、カラー対応でくっきりと読み取り、PDFやJPEG形式のデータとして、パソコンやUSBフラッシュメモリー、SDメモリーカードなどへ保存でき、オプションの標準カラープリンターを接続して、板面情報をその場でカラー印刷が可能です。引用元 コクヨファニチャー プレスリリース スリークな印象。 コクヨから09年1月31日に発売されるホワイトボードはとても賢い。ホワイトボード(コピーボード)は、画面を読み取ってロール感熱紙に印字するものが主流でしょう。これは書いたものをボードだけで電子ファイルに保存できる。それをカラープリンター印刷もできる。白黒のUSBメモリ対応は以前からあったが、それを一歩進めてカラー版となった。 【カラーコピーで“黒板”ですか?】 電子ファイル保存の良さは、字が汚くて読みにくい文字もしっかり保存。人数分印刷する手間いらず、メールで共有OKなこと。さらに板面のデータ保存や印刷をする上で、パスワードの設定が可能。打ち合わせをして、書いた情報を印刷して消すのを忘れるヤカラがいますよね。あれは情報流出につながりかねない。 価格は壁掛けタイプで220,500円、スタンドタイプで284,550円。20万円前後のコピーボードより数万円高いが、価値はある。カラーコピー黒板というネーミングは引いた(笑)。 【Websterも賢い】 さてわたしたちutteのオフィスには秘密兵器がある。『Webster』というmore インテリジェントなホワイトボード。これもボード上の情報をPCに保存ができるのは同じだが、それだけではなくプロジェクターの投影画面となって“タッチスクリーン”になるのだ。 utteのシステム構築での打ち合わせシーンをリワインドしよう。サーバ上の管理者画面をボードにプロジェクタで投影する。構造や操作方法のレクチャーができる。プレゼンターはボードに触れて、指でクリックやスクロール、ブラウザのタブ移動もできる! 文字もフツーのマーカーで書いて、投影画面ごと電子保存が可能だ。しかも赤・青・緑・青の4色。その気になればバーチャルキーボードを映して、ボードから文字入力も可能だが、これは試していない。これはコンサルタント御用達な感動のホワイトボードだ。noirっちが、商売上手の驚異価格で仕入れたので、実購買価格は秘密である。 【hmm…なアドバイス】 最後にホワイトボードではないが、『EtherPad』というネット上で“テキストボード”をリアルタイムで共有できるというサービスを。文章校正を地理懸隔ゼロで行える。 こうしたツールから考えさせられるのは、情報共有って凄くあいまいな言葉だけど、せんじつめれば“納得しあう”ということなんですよ。ボード上であろうと、ネット上だろうと、納得づくの場をつくること。納得しないで走ると失敗・叱責があるでしょ。伝えるだけじゃダメなんですよね。いかに納得させてベクトルを共有できるか。それが情報ツールのほんとうのテーマです。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月23日 20時30分
レッドアニマルクレヨンが凄い!
utteのサイトオープンからクリエイターさんインタビュー、第二次オープンの準備、さらにコンサル営業や研修、誠の原稿などに忙殺されて、新聞も雑誌もネットもほとんど見なかった。もちろん真夜中のサッカーなぞ観るはずもない。 だから『コクヨデザインアワード2008』の発表が08年11月17日にあったことを今朝知った。ちと周回おくれの話題ではあるけれど、ご容赦ください。 【hmm…なアドバイス255.レッドアニマルクレヨンが凄い!】今回の作品募集テーマは生命の素材である「炭素」です。紙や布、様々なプラスチック製品、 木材、あるいはガスやガソリンなど炭素を含むものすべてが対象です。その炭素はどこから来たのか、それを使うと炭素はどこへいくのか、思いを巡らせながら、炭素を使ったアイデアを募集します。引用元 コクヨプレスリリース 創設7年目というこのデザインアワード、テーマは『炭素』。う〜ん、炭素とステーショナリー(イス、生活用品を含む)の発想か。漠然としてむつかしいテーマだ。 【絶滅危惧種をテーマにしたデザイン】 優秀賞は『紙キレ』を創った三人一組さんによる伸びるテープ『ガームテープ』、Se Xinさんのマグネットケース『マジックカーボン』、FREQUENCEさんの綴じ込み式のインデックス『おれせん』、そしてわたしのイチ押し、南政宏さんの『Red animal crayon(レッドアニマルクレヨン)』 出典 cnetより この作品への審査員コメントは「絶滅危惧種をテーマにすることで、生命活動を基礎とする地球規模の炭素循環に思いを馳せる壮大なテーマの作品」。クレヨンという子どもが手にするものを、絶滅種の動物に結びつけた発想がすばらしい。大人も欲しくなるというより、ぜったい買わなきゃだめです。ぐっときました。 【描くと消えてゆくなんて、シュールだ】-消えゆく動物たちの真っ黒なクレヨン- です。絶滅危惧動物の形を模した真っ黒なクレヨンで、使っていくうちに動物の形が消えてゆきます。絵は紙に残りますが、動物は消えてなくなるというシュールなアイデアです。引用元 南さんのブログから 左の写真、イリオモテヤマネコ。言わずと知れた沖縄県の八重山諸島の西表島だけに生息するネコ科の動物。動物は黒い色で、パッケージの赤で“絶滅”をイメージ。その発想の瞬間のエピソードもいい。 締め切りの日の朝、琵琶湖で「ぼぉ〜」っとしていました。世界有数の古代湖で固有種が多くいた琵琶湖の魚も、ブラックバスに食べられてもういないなぁ。引用元 同上 クレヨン自作です。ご苦労さまです! 絶滅という現実が、蝋やチャコール、つまり“炭”で作られるクレヨンに結びついたという。彼は滋賀県立大学の先生もするデザイナーで、家具やグラフィックでも活躍中。きっと先生のゼミは楽しいだろう。 【hmm…なアドバイス】 今日はわたしの濁ったアドバイスなぞより、コクヨデザインアワードの審査員でもあるデザイナーの佐藤オオキさんのHPより、とっても良いことばを引用します。 私たちの日常にはたくさんの小さな「!」が見え隠れしています。ただ、それに気づかなかったり、気づいても無意識に頭のなかでリセットしてしまうことが多いのです。でも、こういうささやかな「!」こそが一日一日を豊かなものにしてくれているのだと、思います。 これがデザインの原点でありすべて。南さんはそれをつかまえた。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月22日 19時38分
SAKURAの春【13】お客さんはドコォ? 2/5
豪州ブリスベンのダウンタウンの日本料理店『SAKURA』に漂着したふたりの若い日本人、コバヤシと後藤。SAKURA2号店をめぐり、失意と熱意と成長を描く“マーケティング・エンターテイメント物語”。その13回目です。12回目まではこちらです。 ******************** 「よぉ〜し、コバヤシ、後藤、移動するぞ!」 Mr.Tの言葉が青い海に響き渡った。直射日光と海からの照り返しで黒く焼けたMr.Tは、魚を追いかけるのに夢中だ。黒い顔に白目が妙に目立つ。 上背はない。170cmそこそこの身体ながら、鍛え抜いた足腰、太い首、ナイフも刺さりそうにない二の腕、ごつごつの指、まだ空手家そのものだ。口髭には笑みをただよわせても、相手がどう出てくるかいつも観察している眼光は決して笑うことがない。健全な精神、健全な肉体にやどるというが、抜け目ない精神、抜け目ない肉体にやどるのだ。小さくても相手を威圧するために、拳を頂点にした肉体改造をしてきた。それがMr.Tだ。 「ハイ!」 われわれは海のしぶきを呑み込んで叫んだ。 返事はしたが、もうこれで3度目の移動だ。魚群探知機で魚の群れを探しては釣り糸を垂らす。魚がかからない。また探知機を見る。群れが探知レーダーからどこに移るのかを確認する。離れた群れを追って船を移動させる。群れの真上にさしかかったとき、群れを掬いあげるために錨を下ろす。いや、たいてい下ろすときに群れは散りかけている。そこでまたわたしと後藤の出番だ。手の平も腕もしびれ、ヒザはガクガクし、腰は伸びない。 それでも手足をふんばって錨(いかり)をあげる。わたしと後藤は錨上げ下げ滑車ではないのだ。 「ま、ま・・る・・で・・・地球をあげるようだ」歯をくいしばって揚げようとしても、最初はビクともしない。鉛のバケツだってこれほど重くない。 「腰で引け、腰で引くんだ!」 Mr.Tから激が飛ぶが、相手は地球だ。そうやすやすと引けない。海水を含んだロープも冷たくて硬い。「ハァ、アァ、アァ!」と言葉にならない合いの手を二人で入れて、ようやく錨を甲板にあげる。プレジャー(快楽)のカケラもないボート遊びだ。 引用元 「まさに“ワーキングホリデー”!」後藤が喉を絞りあげて言う。 「ぅ・・うん!しかしワーキングホリデーってジャングリッシュ(Janglish)じゃないのか?」 何の意味もない錨とのダイアローグだ。プレジャーボートは、たしかに成功のあかしではあった。10名ほど乗れそうなボートには後部に2箇所のフィッシング席があり、デッキ下部にはサロンスペース、ベッドにもなる革張りソファ、ワインクーラー、キャビネット、化粧室、ギャレー(流し)、運転席のシートも革張りだ。そして魚群探知器があり、なぜか錨の巻き揚げ用のウィンチだけがない。嫌がらせとしか思えなかった。 ******************** デッキから見渡すかぎり、南国のブルーオーシャンが360度続く。こんなに快楽でいっぱいの世界に浮かんでいるのに、どうして苦行を強いられるのだろうか?プレジャーとは誰かの犠牲の上に成り立つのか。Mr.Tのプレジャーのために後藤とわたしが犠牲になる。魚たちも追い回され、逃げ切れないものたちが犠牲になる。 サービス業も同じなのだろうか。誰かが誰かのプレジャーの犠牲となる。犠牲になっていることをおくびにもださず、キツくても笑顔をふりまく。笑顔のマニュアルとチェック用の鏡が標準化されているというハンバーガーチェーンを思いだした。それがサービス業の宿命なのか。“犠牲の連鎖”こそが社会なのだろうか? 「“太陽がいっぱい”って映画、あったよな」わたしは息をきらして言った。 「あの・・・アラン・ドロンの映画?」後藤も息はみだれていた。 Mr.Tが釣り糸を垂れる後尾からは、船首に座り込んだわれわれまでは距離があり波の音で聞きとられる心配はない。 「そうだ。ヨットで富豪を殺して、そいつになりすまして金持ちになる話だ」 「“珊瑚礁がいっぱい”な海で、死体を珊瑚礁に結んでおけばー」 「珊瑚礁じゃちょっと不安だな」わたしは苦笑した。「殺っちゃうか」わたしは日焼けで痛くなった腕をさすった。「殴られなくてすむし」 「こわれなくてすむから」後藤は言い足した。 ******************** わたしは傷んだ手の平を海水で擦りながら、珊瑚礁の宝庫、“こわれていない海”の果てをみつめた。 「しかもやっていることは魚を追いかけることばかりだ」 「まるで“お客さんはドコォ?”だな」後藤がヤケのように大きな声で言った。 向こうのMr.Tから何か言ったか?という声が聞こえたが、わたしたちは聞こえないフリをした。 「これじゃ魚だってオレたちだって、逃げたくなるさ」わたしは剥けた手の皮を海に投げ入れた。 引用元 部分 ******************** utteでテンパッタ今日は、コバヤシと後藤に登場してもらいました。 余談です。先日12回目をアップした際、なんと“後藤さん”からコメントが入っていました。後藤だって?イタズラかしら?と思いましたよ。でも実在の方でした(笑)。しかも良い話で、ひょっとすると“誠”や“Biz ID”に続いて、執筆機会をいただけそうです。誠でのエッセイからのご紹介なんです。誠サマサマ。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月22日 0時21分
試合に勝ってもブーイング——私が浦和レッズを応援する理由
今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふ”マーケティングへのリードです。 試合に勝ってもブーイング——私が浦和レッズを応援する理由 ある人から「特定のチームのサポーターになる気持ちが分からない」と言われた私。選手や監督、オーナー会社までが入れ替わるチームを愛するのは、そのチームの“あの時”が心の中にあるからだ。続きはこちら 寒くなるという予報だったので、昨夜は温かくしてぐっすり寝た。確かに冷え込んだなあ、とノビをしつつ布団をなんとか蹴って、起きました。寝ぼけまなこでトイレにゆこうとすると、リビングの“毛布のくの字”につまずきそうになった。柔らか物体、ナンだと思えば“ムスメ”でした。 増島さんのみどりさんの『The Studium』より。 昨夜未明時間にサッカーの日本代表戦があった。家にサッカーサポーターを増やした功罪を感じた。 【今週のエッセイのテーマについて】 今回のタイトルは 『私が浦和レッズを応援する理由 』ですけど、思いは“サポーター心理って何なの?”であります。 だから読者が巨人ファンでも阪神ファンでも、ガンバでもジュビロでも、BJリーグファンでも何でもいいんです。スポーツ・リーグビジネスという“箱庭的な団体ビジネス”が純粋なので、そこでのサポーター心理研究には価値がある。お店もブランドもスターも、ファンやサポーターをつくりたいですよね。そこで熱いサポーターが多い浦和レッズに学んでほしいというもの。わたしのファン意識なんて忘れてくださいね。 とはいえ首位へ向かって(笑)。 ではリーグスポーツのサポーターって何なのか?サポーターはファンと、またブランド・フェチとどう違うのか。それをビジネスヒントとして読んでいただけるとありがたいな。 【ブランドとは朽ちてゆくもの】 ブランドとは何?それを語ると(論者も多いし)むつかしい。でもサポーターと比べると、違いはある程度見えてきます。 「特定のブランドが好き」なのは“ブランド・ロイヤルティ”、つまりブランドへの忠誠心。端的にいえば、ずっとそれを買い続けることです。ロイヤルティという単語が、Lで始まろうとRで始まろうと、“忠誠消費”に大きなちがいはありません。学術はともあれ、現場(商業者)はそう思います。 忠誠の反意語は“裏切り”です。シェークスピアの昔から裏切りは茶飯事。つまり何かがあれば裏切られるのがブランドといえなくもない。それがカノ女が好きなブランドならば、カノ女との別離で離反する。 ブランドはぐっとくるもの、つまりテイストなので、年をとるごとに体形も変わり、好みも変化し、ファッション観も変わる。いずれ「もう私には合わない」と思う。つまりブランドは朽ちてゆくのが前提のもの、という感じがします。 【サポーターとは、ひとこと言いたい生き物】 ではファンとは何か?「がんばってね」そんな心配ゴコロ、発奮ゴコロ、なぐさめゴコロ。そんなココロの総和がファン心理だと思う。サポーターはそれにプラスされるものがありそう。何かといえば; 「でもひとこと言わせてよ」 サポーターとは直訳すれば支援者。「あなたを支えたい」です。支えるために何をするか。お金もあるし、場所もあれば、気持ちもある。それが埼スタですけれど、もっと普遍的に言えば、テコの支点になること。 シーソーがあるとしましょう。片方にその選手やチームの資質がある。もう片方には今のプレーがある。資質を100%活かせればプレーが高くなる。資質を活かせなければプレーは低い。その支点がサポーターである意識なのです。どう転んでも悪いほうにしかゆかないと思う時、サポーターは離反する。するとシーソーは右にも左にも傾かずに沈んでゆくだけ。 ブランドは恋のようで、サポーターは愛のようなもの、と言ってもいい。恋とは登りいつしか落ちるもの、愛はくらしながら育んでゆくもの。 【眠れるサポーターを起こすな】 くの字になって寝ていたムスメは、わたしが出かける時も微動だにしなかった。せめて玉田選手のゴールを夢見て、足をケイレンさせればいいのに(笑)。あのまま寝過ごして学校に行ったかかどうか聴かなかったので、サポーターではなく“サボーター”だったかもしれない。ヘタに起こせば、サポーターという人種、語りたがってうるさいだけ(笑)。今日は以上です。
作者: marketing-brain
更新日:2008年11月20日 23時11分