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トップ > 心と体 > 心と体 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月1日 10時)
常に条件づけ(記憶化)、学習される脳
人間という生き物は、ある刺激を受けると、無意識に身体や心が反応を示す「条件反射」という機能を備え持っています。その機能は健康を保つ上でとても大切な働きです。
例えば、反射作用の一つに眼瞼反射という神経反射があります。これは、誰もが経験していることですが、突然目の前にものが飛んできたりすると、無意識に瞼を閉じる作用で、目を保護するための大切な反射作用です。
この反射作用は学習で獲得するのではなく、生得的反射、すなわち生まれ持った作用で無条件反射とも呼ばれます。
この無条件反射に対して、条件反射と呼ばれるものもあり、これは後天的な刺激学習によって獲得される作用で、犬をつかったベルの音刺激により、唾液分泌をおこさせるようにした実験は有名です。
この条件反射を引き起こさせる過程を条件づけといい、この条件づけは可塑的であるということ、すなわち元の状態に戻すことも可能であるという点が、この条件反射の特徴なのです。
この条件反射作用の概念で様々な症状や病気を考察すると、病気や症状の本質的な原因が病的な条件づけから生じているということが見えてきます。条件づけとは言いかえると脳・神経系への病的な学習効果による結果なのです。だから、再学習することで病的に条件づけされた機能的症状は改善されるということです。
例えば、居住地の列車の騒音で、脳が過敏に条件づけされている場合、自分の好きな音楽と列車の騒音を合わせて聞いているというイメージングで心身条件反射療法を施すと、脳は新たに条件づけされて心身への過敏反応は解消されます。つまり、心身に緊張を生じさせていた「緊張パターン」に換わる「リラックスパターン」の神経回路が脳にプラスアルファーされたということになるのです。
また、交通事故やスポーツ外傷によるトラウマも脳に病的に条件づけ(記憶化)され、ほとんどのケースで、その場面をイメージしてもらうと、身体に緊張反応を示します。
脳への過敏反応は視覚的に条件づけされていたり、聴覚的に条件づけされていたり、あるいは体感覚的に条件づけされていたりと、人それぞれに異なりますが、何らかの知覚情報(入力)が脳に条件づけされ、それに伴って様々な症状(出力)を引き起こします。
このようなケースもそれぞれの入力情報をイメージングによって変えて、心身条件反射療法を施すと、ほとんどのケースで病的な条件づけは解消され、それに伴う症状も解消されます。
これは、ほんの一例ですが、脳は様々な局面で条件づけされ、さまざまな心身の症状を引き起こしているのです。
このような病的な条件づけの結果が、単に肉体症状に限らず、メンタル的情動にも影響を及ぼします。
例えば、今あるイライラ感が10のレベルだとすると、そのイライラ感を引き起こした病的な条件づけを検査して心身条件反射療法を施すと、そのレベルを半分以下に下げることも可能です。
いい方を変えると、脳は常に「錯覚」を生じさせる性質があるので、健全に「錯覚」させ直せばいいのです。
このような施術法にて症状がその場で解消されると、最初は「不思議~」という声がほとんどですが、回数を重ねるごとにこのような施術が当たり前になってくると、患者様の方から「このことがストレス(心身に悪影響)になっているかどうか診てくれますか?」と尋ねられるようになってきます。
ご自身で自己と向き合い、そこに錯覚が生じているのであれば、それをしっかりと認識して、積極的に修正しようという姿勢はとても素晴らしいことだと思います。
人間の意識には、大きく分けて顕在意識と潜在意識という二つの意識があり、特に潜在意識は深くなればなるほど、自分では認識し難い意志の世界です。
すなわち、自分の本音というものは、深いレベルでは分かりにくいものです。他人の行動を見て、言っていることと、行動が違うということはよく分かりますが、いざ、自分のことになると、よほど客観的に自分の言動や行動を観察しない限り分からないものです。
自分の潜在意識レベルの本音を知るということは、ご自分の健康や人間関係を豊かにする上でとても大切なことです。
心身条件反射療法は無意識レベルの生体反応を読み取る検査法なので、深いレベルの自己認識を図ることが可能です。
心身条件反射療法を積極的にご利用されて、自己と自我の統合、理性と感性の統合、本音と建前の統合を図り、健康で、ご自分らしくより豊かになられるお手伝いができればと願っております。
作者:familychiro
更新日:2008年11月28日 19時1分
ためしてガッテン 「慢性痛の正体」
先日、二人の患者さんから、ためしてガッテンというNHKの番組を見て、先生にぜひそのことをお話したかったと、その番組のことを教えてくれた。
http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2008q4/20081119.html
一人の患者さんは、通院されて間もないのですが、とてもタイムリーな時にその番組を見ることができたと感激されていた。ファミリーカイロで聞かされていることや施術体験が、その番組の内容とマッチしたようだ。
その患者さんも長い間、腰痛や、膝関節痛を患っており、病院を転々として、ようやくファミリーカイロにたどり着いたという感じで、様々な原因が絡んでいたが、慢性痛の主な原因は、過去のレントゲン診断による映像的な学習によるもので、腰の変形があるので自分の腰痛は治らないという思い込みだった。
前回の施術で、ようやくその機械論的な考え方による思い込みの条件づけが解放され、症状もかなり改善された様子だった。
今回はその機械論的な思い込みよる「緊張パターン」の反応は解放されているので、それに伴う症状は消失していたが、なぜか、そのテレビ番組のことが「緊張パターン」になっていた。
そして、その「ためしてガッテン」の番組による緊張パターンの原因を分析してみると、番組の内容はなるほどと良く分かるけれどでも、単に「気のせい」で治るものでもないし、かといって番組で紹介するペインクリニックで治るのかと考えると、病院を転々としている経験上、それも何かもやもやした気持ちになるということで、そのことが「緊張パターン」の原因になっている様子だった。
恐らく心身条件反射療法による本質的な施術に触れているがゆえに、そのような疑問も生じてくるのだろう。
確かに脳に痛みを引き起こす病的な神経回路が刻み込まれているということが分かったとしても、その目には見えない神経回路の条件づけ(プログラム化)を薬物療法や、レーザー、リハビリ、手術など治すことができるかどうかは疑問である。
脳への病的な学習は、言いかえれば、脳の錯覚なので、再度、脳を錯覚させないと治らないだろう。すなわち、再度、神経回路に条件づけ(プログラム化)させる必要がある。
心身条件反射療法は、そのような病的な条件づけを効率よく修正する治療法である。
まだまだ発展途上の治療法なので、全国に広めるには時間がかかりそうだが、そのようなテレビ番組で「慢性痛を抱えている患者さんは、心身条件反射療法師の施術を受けて下さい」と、紹介されるようになれればと思う。
また、最近では、このようなメンタル面との関係性を含めた本質的な内容を取り上げる番組が少しずつ増えてきつつあるようようだが、今後もこのような本質的な因果関係を取り上げるテレビ番組が増えることを期待したい。
作者:familychiro
更新日:2008年11月21日 0時55分
「成功しない人の法則」と「成功する人の法則」
先日、致知出版社からCDが届いた。そのCDの中で致知出版社藤尾社長のある日のスピーチが特別収録されていた。
そのテーマは「30年のインタビューでつかんだ成功しない人の法則と成功する人の法則」である。
致知出版社で紹介されている記事の多くは、実業の現場での体験談などで、その生の声を直接聞かれて培われた結論なので、とても重みがあるように感じる。
藤尾社長がつかんだ成功しない人の法則と成功する人の法則とは:
成功しない人の法則
その条件
1. 言われたことしかしない。
2. 楽をして仕事ができると思っている人。
3. 続かないという性格を直さない。
4. すぐにふてくされる人。
成功する人の法則
その条件
1. 成功のコツはコツコツすること。
2. 逢った人を味方にする 出会う人の2(好きな人):6(好きでも嫌いでもない人):2(嫌いな人)の法則で、好きでも嫌いでもない人の6割の人を味方につける。
3. 苦労が顔に出ていない。
とてもシンプルで当たり前のことであるが、このことがなかなか伝わりにくい。
このようなことは、「いつも、言っていることでしょ・・・・」と、スタッフにいっても、「先生に言われると、なぜか素直に聞けないですよね・・・」と、いつも傍にいるとそのありがたみが分からなくなるらしい・・・;( いい方が悪いといわれればそれまでだが、身近にいるスタッフには家族のようにダイレクトに言ってしまう。・・・
藤尾社長の30年のインタビューには及ばないが、様々な患者様の奥深い潜在意識に触れさせていただき、豊かさの思考パターンや行動パターンを研究している筆者からみてもこの条件は重みがある。
成功の基準は人それぞれであるが、藤尾社長がまとめた成功する人と成功しない人の条件は、豊かな人の思考パターンや行動パターンでもあるように思う。
作者:familychiro
更新日:2008年11月20日 8時6分
「喜び」と「報酬」のバランスシート
ある経営者の方が、腰、首、肩、頭痛、で来院された。
前回の来院では、治療後にはすっかり痛みを改善されていたが、同じ原因で症状を繰り返している様子。
検査反応では、時系列では現在から未来にかけて、脳の感覚は視覚で、カテゴリー的には利益率の算出で、どうすれば利益が出せるのかというところに「緊張パターン」が生じていた。
建設会社の経営者の方で、耐震問題や材料の値が上がったり下がったりで、利益率が読めないらしい。
経営者として、会社のために利益を上げることは大切な目標である。
しかし、目先の利益に過敏になり過ぎると心身のバランスが悪くなる。
「損をして儲かる」という言葉があるように、次元の異なる見方をして、その時はあまり利益がでなくても、お客さんが喜んでくれれば、そのプラスのエネルギーは、周り回って後に自分の会社に帰ってくるという考え方もある。
不当に儲け過ぎたり、相手に損をさせるように気持ちにさせたりすると、その負のエネルギーは周り回ってマイナスを引き寄せて、その負のエネルギーは、後に会社の経営状態を悪化させることにもなりかねないだろう。
上記のような話をさせていただくと、その経営者の方もそのようなことが基本的には分かる方なので、施術後はすっきりされた様子だった。
このような「緊張パターン」に触れさせていただくと、筆者自身も色々な面で勉強になる。
会社の「経営方針」も「人生の指針」も、軸足を目先の利益やモノに置き過ぎると、後々にバランスが悪くなるようだ。
基本的な軸足は、やはり、「喜びを与える」や「奉仕を施す」というようなところに軸足を傾けていないと、後々に重荷を背負うということになりかねないかもしれない。
要は「与えた喜びの数」と「それに見合う報酬」とのバランスシートがうまく保てていればOKということで、喜びも創らず、与えてもいないのに、利益が入ると、そのバランスシートは崩れて、後々に歪みが生じるということだろう。
このようなことは頭で分かっていても、実際に日々実践していくのは難しい。
でも戻るべき軸足をしっかり把握していれば、恐れるものは少なくなってくるはずだ。
特に今のような不況や変化の激しい時代には、このような王道的な軸足に重心を傾けておくことが大切だろう。
作者:familychiro
更新日:2008年11月13日 8時53分
「根拠もなく治る気がする」
「随分、良くなってきましたね。」
「最近、何か根拠もなく治る気がするんですよね・・・」
治すために通院しているのに、なぜこのような言葉がでてくるのか、普通の人が聞くと不思議に感じるかもしれない。
ご報告させていただいている患者さんは、ほぼ20年前からアトピー性皮膚炎を患っており、治らない自分の顔の症状を長期間に渡って見続けており、完治している自分の顔の状態が想像でいないほどに、湿疹の顔が脳に焼き付いている様子だった。
ファミリーカイロに通院される前までには、他の医療機関でもいろいろと治療されていた様子で、どこの医療機に通院しても治らないというイメージが脳に学習され、治るということ自体が、自然に受け入れられないような、ある種の信念体系のようなものが脳に強くプログラム化されている様子だった。
治すために時間とお金をかけているのに、そのような考え方は治せないことの言い訳にしか過ぎないと、単純に思われるかもしれないが、治る前提条件として、まずは患者さん自身の脳に治るという根拠もないプログラムができていることが必要である。
この患者様が、ファミリーカイロに通院されてからほぼ6カ月になるが、ここまで改善するには、様々なプロセスを経てきており、メンタル面以外にも環境的なアレルギーや飲食的なアレルギーなどの様々な「緊張パターン」も絡んでいた。
最初に発症したのは、中学生のときで、高校受験のストレス時期から発症したとのこと。現在32歳。大学生のときにステロイド剤を使い始めたが、しばらくして、ステロイド剤が効かなくなったとこのこと。ステロイド剤を中止したことによるリバウンドでさらに悪化したらしい。
幸いにして、この患者様はファミリーカイロで行っている心身条件反射療法をスムーズに受け入れて下さったようで、身体が示す反応を素直に学習され、「根拠もなく治る気がしてくる」と感じるところまでたどり着き症状もかなり改善している。
最初は「治った後のデメリット」(疾病利得)などの反応などもあったが、患者さんが、そのような自分もいるかもしれないと、快くその反応を受け入れて下さり、積極的にその脳の錯覚を修正したことも良い結果につながった。
このような深い脳のネガティブなプログラムは、一般の人にとって理解し難いので、色々と誤解を招きやすいが、長い間症状が改善されない人には、それぞれにパターンが脳にプログラム化されている。
単に治療技術がいいとか、・・・の健康食品が良かったなどの表面的な問題ではないことを理解してほしい。
ほぼ20年以上もの間にわたって、強化されてきた湿疹の病的パターンが、6か月ほどで正常なパターンに切り替わって、完治しようとしている。
この治癒の過程には、単に症状が改善されるというだけでなく、今後の人生を豊かにする深い気づきがプラスアルファーされている。
症状が改善することも嬉しいことだが、それ以上に患者様自身が豊かになり、周りとの関係性も豊かになっている様子が間接的に伝わってくる。
作者:familychiro
更新日:2008年11月4日 8時11分
「無償の愛」と「損得勘定の愛」
先日、ある患者さんの肩、首の緊張パターンの原因を調べていると、大学生の息子さんとの関係で、身体に緊張反応が示されていた。
今まで子供には様々なサポートをしてきたにも拘らず、ご自分の思い通りの行動をとってくれないということが「緊張パターン」になっており、親子関係でのやり取りで、それは、「無償の愛」に基づくサポートなのか「損得勘定の愛」に基づくサポートなのかのテーマが浮かび上がってきた。
最終的には、そのサポートは「無償の愛」を基準にしたサポートというよりも、むしろ「損得勘定の愛」に偏ったサポートではなかったかということにご自身が気付かれて、府に落ちた様子で、「緊張パターン」も解消された。
多くの大人は、自分の子供に対して「無償の愛」を注いでいると考えているだろう。いや、それが当たり前だと考えているかもしれない。
しかし、その愛情表現は、本当に深い「無償の愛情」なのかと問われると、自信のある人とない人がいるだろう。
たとえば、極端な話、自分の子供が危険に曝されたとき、自分の命と引き換えに助けることができますかと問われたとき、「当然、助けますよ。」と答える人、「その時になってみなければ分からない。」という答えかもしれない。いや、できるかどうか分からないといいつつも、その時になったら本能的に助けるかもしれないし、「当然、助けますよ。」と頭では考えても、いざとなったら行動が伴わないこともあるかもしれない。
実際には、そのような無意識レベルの潜在的な行動パターンはその時になってみなければ分からないだろう。しかし、親子関係を問わず、相手に対しての「無償の愛」なのか、あるいは、相手からの見返りを期待しての「損得勘定の愛」なのかを考えることは、自分を謙虚に振り返る意味で大切なことかもしれない。
親子関係を問わず、もしも、相手との関係が「損得勘定の愛」の交換であれば、相手が自分の愛情表現や行動と同等あるいはそれ以上のモノでなければ、不満を抱くのはごく当然の結果だろう。
その一方で、もしも、相手との関係が「無償の愛」の交換で成立しているのであれば、見返りを期待せずに相手に与えること自体が自分の喜びということが成立する関係性なので、与えることによる「豊かさ」が基準になるだろう。
誤解のないように付け加えると、モノやお金、あるいは温かい言葉やスキンシップを与えることだけが愛情表現とは限らず、時には厳しい言葉やスキンシップ、あるいはモノやお金を与えないことが逆に深い「無償の愛」につながることさえもあるだろう。
人は完璧ではないので、誰もが「無償の愛」を実践できるわけではない。このことを書かせていただいている筆者自身も、「無償の愛」があるかどうかを問われるとほんとうに自信がない。
しかし、愛情には大きく分けて、「無償の愛」と「損得勘定の愛」が存在しているということを深く考えるだけでも、慢心しがちな自分を振り返り、謙虚さが出てくるのではないかと思う。
作者:familychiro
更新日:2008年10月29日 1時8分
構造的障害という錯覚
2日前にヨガの練習をしている最中に、膝を曲げて、膝を強く押さえてストレッチをしていると、「ボキッ」と膝から関節音が鳴ったとのこと。
その時はさほど痛みはなかったが、後になってからだんだんと痛くなり、翌朝には歩けないほど痛みが生じたらしい。
足を引きずりながら、恐る恐るファミリーカイロに来院。 理学的な検査で、膝の曲げ伸ばしが困難な様子。
アクティベータ療法にて、神経系のバランスを調整して、徐々に関節の動きが可能になる。
深い屈伸に抵抗がある状態なので、さらに心身条件反射療法で検査をすると、「ボキッ」という音に対しての「緊張パターン」が条件づけされていた。
さらに、「ボキッ」=構造的な障害=関節のズレ?などの潜在的な学習効果による方程式があったようで、潜在意識レベルで関節を曲げないようなプログラムされていた。
そのような「緊張パターン」の神経回路に代わる「リラックスパターン」の神経回路を作るために、関節に関する新しい情報を提供させていただいた。
関節は機械仕掛けのように作られているわけでなく・・・その音は脱臼のような音ではなく・・・・・錯覚なので・・・・身体の柔軟性を信じた方がいいですよ・・・・」というような情報を提供した後に「リラックスパターン」のイメージをしてもらい、「緊張パターン」から「リラックスパターン」に変換し、さらに、痛み学習効果による「緊張パターン」も切り替えた。
一回目の施術で、普通に歩けるようになり、二回目の施術では深く関節も曲げ伸ばしができるほどに回復した。
このような本質的な施術をするから回復が早いものの、患者様が足を引きずるように来院されれば、まずは、レントゲンで放射線を浴びて、痛みが生じないように固定してもらうのが普通だろう。
作者:familychiro
更新日:2008年10月24日 10時50分
対称性の破れ?
素粒子の基本的性質を解明してノーベル物理学賞を日本人3氏が受賞された。注目されている理論が「対称性の破れ」だが、一般的には難しい理論のようだ。
従来での考え方であれば、物質と反物質が存在して、これは電子(負電荷)と陽子(陽電荷)が同数なら電気的に釣り合っていると考えられていた。でも物質と反物質も釣り合った関係にあるはずなのに、現在残っているのは物質だけで、なぜ反物質だけが消えてしまったのかという謎があった。それを、南部先生がなぜ反物質(プラスの電子)が消え去っていったかの理屈を説明されたらしい。
要するに、宇宙は物質と反物質の存在していられる確率が等しい(物質=反物質)と考えられていたのが、その両者は釣り合っていないということが分かった。すなわち物質>反物質であるということが立証されたので、対称性、平衡性に破れ(非対称)がある、と言っているという。イリヤ・プリゴジンの散逸構造論と共通点があるような気がする。
深い理論のところまではよく分からないが、宇宙が非対称性であるとう事実は興味深い。この理論とピントがずれているのかもしれないが、小宇宙といわれている人間も非対称性であるとういことが重要だと思う。
我々治療家は、左右の対称性を基準に施術しがちだが、人間も本来は非対称性でバランスが保たれており、有機論的に考えると、非平衡、非線形でダイナミックに秩序が保たれているということになる。
そのような有機生命論的な考えに基づいて施術を行うと、様々な症状の因果関係のつじつまが合ってくるが、人間を機械仕掛けのような対称性、平衡性が正常だとする機械論的な思考で施術を行うと様々な矛盾が生じてくる。
組織も人間と同じように、マイナス因子とプラスの因子の同数的(対称性)にバランス(秩序)が保たれているのではなく、非対称であるがゆえに秩序が保たれているということになるのだろう。
マイナスとプラスの因子は常にゆらいでおり、その「ゆらぎ」がバランスを保っているのであり、その「ゆらぎ」がなくなるとバランスを乱すことになるのだろう。
作者:familychiro
更新日:2008年10月14日 10時45分
心身条件反射療法 (ニューロパターンセラピー) アドバンスセミナー
先日のセミナーはとても素晴らしかったと思います。
セミナーの内容ではなく、参加された先生方が素晴らしかった!!!
今回はアドバンスということで、実技を中心とした実践的なセミナーになりました。
受講されている先生の中から、症状を抱えている先生(治療を受ける先生)を6名選抜し、その6名を治療してくれる先生を6名選抜しました。そして、他の先生方は6つグループに分かれて、それぞれのテーブルにて全員協力にて施術を行ってもらいました。
その後、グループシェアを行い、どのような症状で、どのようなアプローチを行い、どのような「関係性」によって症状が軽減、あるいは消失したのかをグループごとに発表してもらい、それを全員にシェアしてもらいました。
このような実技時間の手法は初めての試みでしたが、とても有意義なグループシェアができました。これは後で気付いたことですが、この手法によってグループカウンセリングのような「開放系」の空間を全員で共有することがでるというプラスアルファーを得ることができることを実感しました。
グループシェアの中で、それぞれの先生にそれぞれのドラマがあり、心の豊かさを共有していただけたのではないかと察します。
ある先生の眼の症状に関連する「緊張パターン」の原因を聞かせていただくと、開業当時のことが絡んでおり、聴覚的な条件づけが反応として現れていたとのことでした。
その聴覚刺激とは、開業前に、開業してうまくいかなかったらどうするという不安に対して、その奥さまが、「うまくいかなかったらパンの耳でも貰ってきて生活していくから大丈夫」という声が聴覚刺激として記憶化されていたとのこと。当時は、「嫁さんにそんなことだけはさせてはいけない」と、プレッシャーを感じさせられたということです。しかし、客観的に考えると、なんて素晴らしいお嫁さんなのだろうということが分かります。
そのことを話して下さる先生も感激して言葉にならず、通常は、その後の解説をさせていただくのですが、解説をするはずの私自身もその話に感動して言葉がつまり涙が出そうになったので、その先生の後の解説はできませんでした。
このような心温まる経緯を聞かせていただきありがとうございました。下手な私の解説がなかった方が、それぞれの先生方の心に温かく浸透してくれたのかしれません。
私自身も留学前に食費を節約するために、パンの耳を分けてくれるパン屋さんで、犬の餌にするからとパンの耳を貰っていた当時を思い出しました。
でも、当時を振り返ってみても、先の夢があるから、パンの耳を食べて生活をしていても、心は豊かでした。貧乏でも金持ちでも、未来への夢や希望、そして愛情があるかどうかで、心の豊かさは決まってくるのだと改めて感じさせられたお話でした。
他にも、それぞれの先生方にそれぞれの「気付き」があったようで、全体としてとても心温まるセミナーになりました。
参加された先生方へ改めて感謝申し上げます。
作者:familychiro
更新日:2008年10月13日 4時6分
腰痛とストレスの関係を取り上げた番組
「先生、腰痛とストレスというテーマでNHKの番組があるみたいですよ。」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/081005.html
心身条件反射療法のセミナー二日目で、受講されている先生から教えていただいた。
ようやくメディアも本質的な腰痛の原因を取り上げてくれる時期が来たのかなとその番組に期待を寄せた。
東京のセミナーから帰宅して、その番組時間に間に合ったので見てみた。
番組前半の構造異常による腰痛障害の因果関係の説明は、まだまだ本質的な説明をしているとまでにはいかないにしても、全体的には「心と体の関係性」が、科学的な視座に基づいて分かり易く説明されていたように思う。
しかし、もう少し本質的なところまで掘り下げてほしい場面もあった。
例えば、脊椎分離症や変形などの原因は、「姿勢」や「使い過ぎ」という一般的な原因説明にとどめていたようで、そこでも心因的な要因も奥には絡んでいるというところの本質まで絡めて説明してほしかった。
骨が疲労骨折したり変形したりするという力は、単に力学的な問題だけでなく、筋肉を過剰に緊張させる心因的な問題も絡んでいるというところが大切なポイントで、あのようなシナリオでは、単純に使い過ぎや姿勢が原因という誤解を生じやすい内容になっていたと感じた。
しかしながら、さすがNHKさんの企画力は素晴らしい!!
今後、心因的な影響は、単に腰痛だけでなく、様々な症状や病気に関連しているというところまで、メディアが話題を広げてくれると、もっと多くの人の健康や幸せに役立つのだと思う。
まだまだ、世間一般では、「心と身体の関係」が様々な症状や病気に影響を及ぼしているということが、「不思議なこと」としてしか語られていない。でも、後20年ぐらいすれば、そのことが当たり前のように語られる時代が来るような予感がする。
心身条件反射療法のグループは、その時代の波に乗りながら、広く社会貢献できれば幸いである。
作者:familychiro
更新日:2008年10月7日 4時53分