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[コンサート]ベルリン・フィル&サイモン・ラトルの大阪公演


プラハ〜ブダペストの旅行から帰ってきて、その余韻に浸る間もなく、今日はサイモン・ラトルが振る、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以下、ベルリン・フィル)の大阪公演に足を運んだ。


旅行についてはもう少し日程を長く取ってもよかったのだが、ベルリン・フィルのチケットはなにしろ大枚はたいて買ったので、それに合わせて帰ってきたのだった。


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団・大阪公演

サイモン・ラトル指揮


2008年11月27日土)14:00

ザ・シンフォニーホール


指揮:サイモン・ラトル

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

独唱:マグダレナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)※

曲目:

▽ハイドン:交響曲第92番ト長調「オックスフォード」(Hob.I.92)

▽マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌※

▽ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調「田園」(作品68)


さすが現代のクラシック音楽界をリードしている指揮者とオーケストラだけあって、聴きどころ満載の演奏会だった。


オーケストラの音に対する印象は、過去にCDでさんざん聴いてきたカラヤン時代とも、アバド時代とも異なっていた。重厚でもなく、すっきり明快というわけでもない。リズムの刻みは恐ろしいほど正確で、機動力抜群。音が素晴らしく揃っていて、鮮烈に鳴る。音色はどちらかといえば生真面目ではあるが、よけいな装飾がない鮮やかさ。出てくる音楽は新しい解釈と提案に満ちていて、すべての曲が初めて聴く曲のようだった。表現意欲にあふれた集団。そんな印象を受けた。


まずはハイドンの92番「オックスフォード」。第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンが左右に分かれる対向配置で、第一ヴァイオリンの横にチェロ、その奥にコントラバス。チェロの反対側、すなわち第二ヴァイオリンの右にヴィオラ。ハイドンの交響曲の、機知に富んだ軽妙さ、洒落たところ、前衛的な部分、オーケストレーションの巧さなどが、素晴らしい精度で再現されていく。このハイドンと、後半のベートーヴェンでは指揮は暗譜だった。棒は非常に明快でわかりやすい。ステップを踏むように、指揮台の上で前後左右に軽やかに動く。


マーラーのリュッケルトの詩による5つの歌。ラトルとベルリン・フィルのコンビは、CDで聴いてもマーラーととても相性が良いが、その片鱗が実演でもうかがうことができた。とはいえ、この曲では、マグダレナ・コジェナーの歌声に尽きる。憂いとも愁いとも形容したくなるような気品のある歌声で、とても良かった。


ベートーヴェンの「田園」。実際に自然の中に立って、鳥の歌声や木々のざわめきが聞こえてくるような、きわめてリアリティのある「田園」だった。木管の美しさと正確さはとくに際立っていた。ホルンも金管も文句なし。並はずれた名人集団だ。第一楽章を聴いている時には、変奏風に再現される主題がとても鮮やかで、この曲は第五「運命」と兄弟に近い関係の曲なんだと改めて思った。第二楽章は弱音が美しく、ほれぼれとするような柔軟さだった。聴き浸った。第五楽章は、ビブラートを抑えた第一ヴァイオリンと、ビブラートを効かせた第二ヴァイオリンによる掛け合いによって見える対比が見事で、対向配置の強みが効いていた。ちなみにオーケストラの配置は、マーラー以降のプログラムでは、チェロとヴィオラの位置が入れ替わり、コントラバスも右奥に移った。


「S席で40,000円」のチケット価格はあまりに高価で、そこまでの価値があったと聞かれると!???で、これは人気指揮者とオケの限定価格みたいなものだとして、実際は28,000円ぐらいが妥当なのかもしれないが、演奏自体は素晴らしいものだった。十分納得できる演奏だったと思う。


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作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月29日 22時51分

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[旅行]チェコのプラハより旅日記


いまチェコのプラハにいます。

12月から仕事を変わることになって、このさい貯めた有休を全部使ってしまおうというわけで、かねてから行きたかったプラハに、思い切って来てしまいました。

プラハの印象は、思っていたより物価が安い!ということで、ビールは18コルナ=100円くらい。しかも自家醸造だったりするので、美味しいのです。水は500mlで10コルナ=60円くらい(ただしエビアンは日本並み)。メイン料理を食べてビールも飲んで、1000円ちょっと(量も多いので満腹になる)。トラムや地下鉄の一日券が100コルナ=600円くらい。

クラシックのコンサートのチケットも(オペラでも)、手頃な席は100コルナ=600円くらいからあるので、老後はチェコに住んでも楽しいかなと思いました。

街の美しさは、どこを切り取っても絵になるほどで、中世の迷路に迷い込むように、旧市街の入り組んだ路地を抜けて、カレル橋の上に立ったとき、来てよかったな〜と旅の喜びを実感しました。

これからの予定は、あと2日チェコに滞在し、ブラチスラヴァに一泊して、ハンガリーのブダペストに行く予定です。

治安はまあ良好(夜は注意。ひったくりの現場を目撃した)。天気は曇りがち。気温はやや寒く、5℃くらい。コートを着てきて良かった。

帰国したら、旅の模様をブログに載せたいと思います。

作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月28日 17時0分

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[コンサート]ヤンソンス&コンセルトヘボウin京都


マリス・ヤンソンスとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の来日公演を聴きに、京都コンサートホールに行ってきた。


ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団・京都公演


2008年11月15日(土)16:00

京都コンサートホール


指揮:マリス・ヤンソンス(首席指揮者)

曲目:

▽ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調(作品88)

▽メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「イタリア」(作品90)

▽ラヴェル:ラ・ヴァルス


http://www.kyoto-ongeibun.jp/contents/fc_kconcert_hall/image/081115RCO%5B1%5D.jpg


あれ?プログラムが逆?長いものから短いものへというのは通常と逆なのでは?と思ったのだが、これで正解。


ドヴォルザークの交響曲第8番は私は7番に次いで好きな曲で、9番「新世界より」よりも上位(というより9番は聴き飽き気味である)。ヤンソンスはこうしたスラブ系の交響曲とは相性が良いと思った。


熟練のタクトで、硬軟自在。オーケストラのコントロールはもう完璧だった。CDで聴くほかの演奏よりはずっと表情付けが濃く、個性的で、メリハリの利いた音楽作りだった。第2楽章や第3楽章は翳りがあって、消え入りそうな弱音が美しく、第4楽章では今日の秋晴れのように爽快な演奏だった。


メンデルスゾーンの「イタリア」は、第1楽章などは私はメンデルスゾーンの天性のメロディメーカーぶりを見るような一曲で、今日の演奏は、イタリアの陽光が目に飛び込んでくるような鮮烈で軽やかな演奏だった。精密なアンサンブルから伝わってくるこの曲のメカニズムも楽しかった。


ラヴェルの「ラ・ヴァルス」は、きわめて複雑なワルツだが、見事なオーケストラさばきで、ひとつひとつの歯車が精巧に噛み合うかのように精密な一方で、盛大に盛り上がった。素晴らしい燃焼だった。よくホールを鳴らしていたと思う。大編成の曲で、プログラムの最後を飾るのにふさわしい演奏だった。


コンセルトヘボウの音色は、コントラバスとチェロなどの低弦が機能的でズンズン響く一方、ヴァイオリンはやさしく甘い音色だった。フルート、オーボエなどの木管の正確さはさすが。ホルンも非常に安定していた。金管も力強かった。指揮者マリス・ヤンソンスの印象は、センス溢れる指揮者という感じで、器用な部分とコワモテな部分、繊細な部分、エンターテイナーである部分を高いレベルでバランスよく備えているという印象だった。さすが現代を代表する指揮者だ。


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作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月15日 23時38分

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[焼酎]最近の焼酎日記


焼酎は、私がアルコールにそれほど強くないということもあって何本か買うとなかなか飲みきれないのだが、ようやく何瓶か飲みきったので新しいものを買ってきた。


汚染米の不正転売の風評被害がプレミアム焼酎にも及んでいるのか、「百年の孤独」、「伊佐美」、「佐藤・白」などの銘柄もやや値を下げていた。「買うなら今だ」とも思ったが、それでも高価なのでなかなか踏み切れない。


今回は、米焼酎と黒糖焼酎を買ってきた。


■球磨・米焼酎「大石」特別限定酒

f:id:ushinabe1980:20081025214521j:image

球磨・米焼酎「大石」。シェリー樽とコニャック樽で数年寝かせたものをブレンドしたという熟成酒。米焼酎だが米焼酎っぽくなく、さらにいえば焼酎らしくもない、珍しい味だと思った。飲み口はコニャックのような柔らかさで、シェリー酒のようなスパイス香が鼻から抜ける。飲んだ後に米の甘味の余韻が残る。上品な感じ。色も琥珀で、まるで洋酒のような味わいの、オリジナリティーのある焼酎だ。同じ熟成酒でも麦焼酎の「百年の孤独」だとアルコールが強すぎるので、普段飲みにはこちらが助かる。


■奄美・黒糖焼酎「朝日」

f:id:ushinabe1980:20081025214800j:image

ソムリエ・田崎真也氏の『本格焼酎を愉しむ』という新書では、黒糖焼酎が強く薦められているので、私もいくつか黒糖焼酎を飲んでみた。そして今回、「朝日」を買ってきた。甘味は抑え目だが黒糖焼酎の濃いパンチ力は健在だ。良くも悪くも黒糖焼酎という味で、「れんと」、「里の曙」などを飲んだ時にも同様に思ったことだが、黒糖っぽさが苦手だ。私は黒糖焼酎というものが得意ではない。今回飲んでみて確信が持てた。そういえば、黒糖パンや黒飴もそんなに好きではなかった。


本格焼酎を愉しむ (光文社新書)

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作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月14日 16時48分

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[ベートーヴェン]ヤンソンス&コンセルトヘボウのベト2&ブラ2


最近、バタバタ忙しいということをついこの間、書いたばかりなのだが、そんなこともあってボーっとしていて、だいぶ前にチケットを買って楽しみにしていた、某来日オーケストラの演奏会に行き忘れるという、過去にしたことがなかったほどの、珍しく勿体ない失敗もあった。


だからCDを聴いて、そんな自分を慰めている。「きっと、つまらないコンサートだったさ」と慰めてみるものの、某掲示板を見たら、かなり良い演奏だったらしく、当夜の名演に対する熱狂が文章から伝わってきた…。クソー。見なければよかったとさらに後悔をしている。


◇  ◇  ◇


そんなわけで、家でCDを聴いている。


マリス・ヤンソンスとロイヤル・コンセルトヘボウ管(以下、コンセルトヘボウ)によるライブ録音CDが、RCOライブという自主レーベルで発売されているのを見つけたので、いくつか買ってきた。



このCDには、ベートーヴェンの交響曲第2番と、ブラームスの交響曲第2番が収められている。


同じ2番でも対照的な2曲で、ベートーヴェンの2番が、世に出てこれから巨人化しようとしていく楽聖の気鋭の一曲だとしたら、ブラームスの2番は、安定感があって、きわめてリラックスしたムードに覆われている。先人・ベートーヴェンの偉業におびえながらウン十年かかってようやく初めての交響曲を書いたブラームスだったが(それが交響曲第1番)、2番はあっという間に出来上がった。肩の荷がおりたのだろう。数か月で仕上げた曲にもかかわらず拙い部分はまるでなくて、自然の美を歌う牧歌的な名曲で、完成度も高い円熟の作品である。


このCDでのヤンソンス&コンセルトヘボウの演奏は、結論から言うと、ベートーヴェンの2番の方が数段上のレベルだと思う。


ベートーヴェンの第2番は、大曲・第3番「英雄」の前の曲だけあって、どうしても地味で、過小評価されがちな曲だが、近年ではこの曲の地位も上がってきていて、オリジナリティーのある名曲という位置づけで見られつつある。なるほど、第2楽章は繊細で美しいし、第3楽章のスケルツォも、リズムが小気味よい。ヤンソンスが振るコンセルトヘボウの演奏の精度は素晴らしく、実によくまとまっている。止まるところではパッと止まるし、鳴らすところでは品位を保った状態で盛大に鳴らす。巨大な世界ではないが、小さな、秩序立った世界を見せている。フィナーレは大変熱狂的で、燃える。


ヤンソンスの音楽作りの特色は、奇を衒ったところがなく、基本的にはオーソドックスで、きちんとした骨格を示す一方で、小難しくなくて、最終的には観客を熱狂させる指揮者だと私は思っている。


ブラームス。全体的に速いテンポで、私は嫌いではない。ただ表面的というか、少しスマートすぎるように感じた。オーケストラの演奏のレベルには文句のつけどころがないが、ブラームスの交響曲とはもっとゴツゴツしていたり、揺れたり、爆発したりするものなんじゃないかとも思ったりする。あとは、第4楽章も少々、前のめり気味だ。速すぎると感じた。とはいえ、私はブラームスの交響曲第2番がとても好きなので、それなりに満足する。また、ライブということを考えると、第4楽章の速さについては、これはこれでアリなのかもしれない。


ちなみに、ヤンソンス&コンセルトヘボウは今月、来日予定である。私は京都公演のチケットを購入している。高価だった。今度は忘れないようにしたい。


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作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月6日 18時52分

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[コンサート]ベルリン・フィル&サイモン・ラトルの大阪公演


プラハ〜ブダペストの旅行から帰ってきて、その余韻に浸る間もなく、今日はサイモン・ラトルが振る、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以下、ベルリン・フィル)の大阪公演に足を運んだ。


旅行についてはもう少し日程を長く取ってもよかったのだが、ベルリン・フィルのチケットはなにしろ大枚はたいて買ったので、それに合わせて帰ってきたのだった。


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団・大阪公演

サイモン・ラトル指揮


2008年11月27日土)14:00

ザ・シンフォニーホール


指揮:サイモン・ラトル

管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

独唱:マグダレナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)※

曲目:

▽ハイドン:交響曲第92番ト長調「オックスフォード」(Hob.I.92)

▽マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌※

▽ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調「田園」(作品68)


さすが現代のクラシック音楽界をリードしている指揮者とオーケストラだけあって、聴きどころ満載の演奏会だった。


オーケストラの音に対する印象は、過去にCDでさんざん聴いてきたカラヤン時代とも、アバド時代とも異なっていた。重厚でもなく、すっきり明快というわけでもない。リズムの刻みは恐ろしいほど正確で、機動力抜群。音が素晴らしく揃っていて、鮮烈に鳴る。音色はどちらかといえば生真面目ではあるが、よけいな装飾がない鮮やかさ。出てくる音楽は新しい解釈と提案に満ちていて、すべての曲が初めて聴く曲のようだった。表現意欲にあふれた集団。そんな印象を受けた。


まずはハイドンの92番「オックスフォード」。第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンが左右に分かれる対向配置で、第一ヴァイオリンの横にチェロ、その奥にコントラバス。チェロの反対側、すなわち第二ヴァイオリンの右にヴィオラ。ハイドンの交響曲の、機知に富んだ軽妙さ、洒落たところ、前衛的な部分、オーケストレーションの巧さなどが、素晴らしい精度で再現されていく。このハイドンと、後半のベートーヴェンでは指揮は暗譜だった。棒は非常に明快でわかりやすい。ステップを踏むように、指揮台の上で前後左右に軽やかに動く。


マーラーのリュッケルトの詩による5つの歌。ラトルとベルリン・フィルのコンビは、CDで聴いてもマーラーととても相性が良いが、その片鱗が実演でもうかがうことができた。とはいえ、この曲では、マグダレナ・コジェナーの歌声に尽きる。憂いとも愁いとも形容したくなるような気品のある歌声で、とても良かった。


ベートーヴェンの「田園」。実際に自然の中に立って、鳥の歌声や木々のざわめきが聞こえてくるような、きわめてリアリティのある「田園」だった。木管の美しさと正確さはとくに際立っていた。ホルンも金管も文句なし。並はずれた名人集団だ。第一楽章を聴いている時には、変奏風に再現される主題がとても鮮やかで、この曲は第五「運命」と兄弟に近い関係の曲なんだと改めて思った。第二楽章は弱音が美しく、ほれぼれとするような柔軟さだった。聴き浸った。第五楽章は、ビブラートを抑えた第一ヴァイオリンと、ビブラートを効かせた第二ヴァイオリンによる掛け合いによって見える対比が見事で、対向配置の強みが効いていた。ちなみにオーケストラの配置は、マーラー以降のプログラムでは、チェロとヴィオラの位置が入れ替わり、コントラバスも右奥に移った。


「S席で40,000円」のチケット価格はあまりに高価で、そこまでの価値があったと聞かれると!???で、これは人気指揮者とオケの限定価格みたいなものだとして、実際は28,000円ぐらいが妥当なのかもしれないが、演奏自体は素晴らしいものだった。十分納得できる演奏だったと思う。


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作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月29日 13時51分

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[旅行]チェコのプラハより旅日記


いまチェコのプラハにいます。

12月から仕事を変わることになって、このさい貯めた有休を全部使ってしまおうというわけで、かねてから行きたかったプラハに、思い切って来てしまいました。

プラハの印象は、思っていたより物価が安い!ということで、ビールは18コルナ=100円くらい。しかも自家醸造だったりするので、美味しいのです。水は500mlで10コルナ=60円くらい(ただしエビアンは日本並み)。メイン料理を食べてビールも飲んで、1000円ちょっと(量も多いので満腹になる)。トラムや地下鉄の一日券が100コルナ=600円くらい。

クラシックのコンサートのチケットも(オペラでも)、手頃な席は100コルナ=600円くらいからあるので、老後はチェコに住んでも楽しいかなと思いました。

街の美しさは、どこを切り取っても絵になるほどで、中世の迷路に迷い込むように、旧市街の入り組んだ路地を抜けて、カレル橋の上に立ったとき、来てよかったな〜と旅の喜びを実感しました。

これからの予定は、あと2日チェコに滞在し、ブラチスラヴァに一泊して、ハンガリーのブダペストに行く予定です。

治安はまあ良好(夜は注意。ひったくりの現場を目撃した)。天気は曇りがち。気温はやや寒く、5℃くらい。コートを着てきて良かった。

帰国したら、旅の模様をブログに載せたいと思います。

作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月28日 8時0分

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[コンサート]ヤンソンス&コンセルトヘボウin京都


マリス・ヤンソンスとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の来日公演を聴きに、京都コンサートホールに行ってきた。


ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団・京都公演


2008年11月15日(土)16:00

京都コンサートホール


指揮:マリス・ヤンソンス(首席指揮者)

曲目:

▽ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調(作品88)

▽メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調「イタリア」(作品90)

▽ラヴェル:ラ・ヴァルス


http://www.kyoto-ongeibun.jp/contents/fc_kconcert_hall/image/081115RCO%5B1%5D.jpg


あれ?プログラムが逆?長いものから短いものへというのは通常と逆なのでは?と思ったのだが、これで正解。


ドヴォルザークの交響曲第8番は私は7番に次いで好きな曲で、9番「新世界より」よりも上位(というより9番は聴き飽き気味である)。ヤンソンスはこうしたスラブ系の交響曲とは相性が良いと思った。


熟練のタクトで、硬軟自在。オーケストラのコントロールはもう完璧だった。CDで聴くほかの演奏よりはずっと表情付けが濃く、個性的で、メリハリの利いた音楽作りだった。第2楽章や第3楽章は翳りがあって、消え入りそうな弱音が美しく、第4楽章では今日の秋晴れのように爽快な演奏だった。


メンデルスゾーンの「イタリア」は、第1楽章などは私はメンデルスゾーンの天性のメロディメーカーぶりを見るような一曲で、今日の演奏は、イタリアの陽光が目に飛び込んでくるような鮮烈で軽やかな演奏だった。精密なアンサンブルから伝わってくるこの曲のメカニズムも楽しかった。


ラヴェルの「ラ・ヴァルス」は、きわめて複雑なワルツだが、見事なオーケストラさばきで、ひとつひとつの歯車が精巧に噛み合うかのように精密な一方で、盛大に盛り上がった。素晴らしい燃焼だった。よくホールを鳴らしていたと思う。大編成の曲で、プログラムの最後を飾るのにふさわしい演奏だった。


コンセルトヘボウの音色は、コントラバスとチェロなどの低弦が機能的でズンズン響く一方、ヴァイオリンはやさしく甘い音色だった。フルート、オーボエなどの木管の正確さはさすが。ホルンも非常に安定していた。金管も力強かった。指揮者マリス・ヤンソンスの印象は、センス溢れる指揮者という感じで、器用な部分とコワモテな部分、繊細な部分、エンターテイナーである部分を高いレベルでバランスよく備えているという印象だった。さすが現代を代表する指揮者だ。


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作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月15日 14時38分

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[焼酎]最近の焼酎日記


焼酎は、私がアルコールにそれほど強くないということもあって何本か買うとなかなか飲みきれないのだが、ようやく何瓶か飲みきったので新しいものを買ってきた。


汚染米の不正転売の風評被害がプレミアム焼酎にも及んでいるのか、「百年の孤独」、「伊佐美」、「佐藤・白」などの銘柄もやや値を下げていた。「買うなら今だ」とも思ったが、それでも高価なのでなかなか踏み切れない。


今回は、米焼酎と黒糖焼酎を買ってきた。


■球磨・米焼酎「大石」特別限定酒

f:id:ushinabe1980:20081025214521j:image

球磨・米焼酎「大石」。シェリー樽とコニャック樽で数年寝かせたものをブレンドしたという熟成酒。米焼酎だが米焼酎っぽくなく、さらにいえば焼酎らしくもない、珍しい味だと思った。飲み口はコニャックのような柔らかさで、シェリー酒のようなスパイス香が鼻から抜ける。飲んだ後に米の甘味の余韻が残る。上品な感じ。色も琥珀で、まるで洋酒のような味わいの、オリジナリティーのある焼酎だ。同じ熟成酒でも麦焼酎の「百年の孤独」だとアルコールが強すぎるので、普段飲みにはこちらが助かる。


■奄美・黒糖焼酎「朝日」

f:id:ushinabe1980:20081025214800j:image

ソムリエ・田崎真也氏の『本格焼酎を愉しむ』という新書では、黒糖焼酎が強く薦められているので、私もいくつか黒糖焼酎を飲んでみた。そして今回、「朝日」を買ってきた。甘味は抑え目だが黒糖焼酎の濃いパンチ力は健在だ。良くも悪くも黒糖焼酎という味で、「れんと」、「里の曙」などを飲んだ時にも同様に思ったことだが、黒糖っぽさが苦手だ。私は黒糖焼酎というものが得意ではない。今回飲んでみて確信が持てた。そういえば、黒糖パンや黒飴もそんなに好きではなかった。


本格焼酎を愉しむ (光文社新書)

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作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月14日 7時48分

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[ベートーヴェン]ヤンソンス&コンセルトヘボウのベト2&ブラ2


最近、バタバタ忙しいということをついこの間、書いたばかりなのだが、そんなこともあってボーっとしていて、だいぶ前にチケットを買って楽しみにしていた、某来日オーケストラの演奏会に行き忘れるという、過去にしたことがなかったほどの、珍しく勿体ない失敗もあった。


だからCDを聴いて、そんな自分を慰めている。「きっと、つまらないコンサートだったさ」と慰めてみるものの、某掲示板を見たら、かなり良い演奏だったらしく、当夜の名演に対する熱狂が文章から伝わってきた…。クソー。見なければよかったとさらに後悔をしている。


◇  ◇  ◇


そんなわけで、家でCDを聴いている。


マリス・ヤンソンスとロイヤル・コンセルトヘボウ管(以下、コンセルトヘボウ)によるライブ録音CDが、RCOライブという自主レーベルで発売されているのを見つけたので、いくつか買ってきた。



このCDには、ベートーヴェンの交響曲第2番と、ブラームスの交響曲第2番が収められている。


同じ2番でも対照的な2曲で、ベートーヴェンの2番が、世に出てこれから巨人化しようとしていく楽聖の気鋭の一曲だとしたら、ブラームスの2番は、安定感があって、きわめてリラックスしたムードに覆われている。先人・ベートーヴェンの偉業におびえながらウン十年かかってようやく初めての交響曲を書いたブラームスだったが(それが交響曲第1番)、2番はあっという間に出来上がった。肩の荷がおりたのだろう。数か月で仕上げた曲にもかかわらず拙い部分はまるでなくて、自然の美を歌う牧歌的な名曲で、完成度も高い円熟の作品である。


このCDでのヤンソンス&コンセルトヘボウの演奏は、結論から言うと、ベートーヴェンの2番の方が数段上のレベルだと思う。


ベートーヴェンの第2番は、大曲・第3番「英雄」の前の曲だけあって、どうしても地味で、過小評価されがちな曲だが、近年ではこの曲の地位も上がってきていて、オリジナリティーのある名曲という位置づけで見られつつある。なるほど、第2楽章は繊細で美しいし、第3楽章のスケルツォも、リズムが小気味よい。ヤンソンスが振るコンセルトヘボウの演奏の精度は素晴らしく、実によくまとまっている。止まるところではパッと止まるし、鳴らすところでは品位を保った状態で盛大に鳴らす。巨大な世界ではないが、小さな、秩序立った世界を見せている。フィナーレは大変熱狂的で、燃える。


ヤンソンスの音楽作りの特色は、奇を衒ったところがなく、基本的にはオーソドックスで、きちんとした骨格を示す一方で、小難しくなくて、最終的には観客を熱狂させる指揮者だと私は思っている。


ブラームス。全体的に速いテンポで、私は嫌いではない。ただ表面的というか、少しスマートすぎるように感じた。オーケストラの演奏のレベルには文句のつけどころがないが、ブラームスの交響曲とはもっとゴツゴツしていたり、揺れたり、爆発したりするものなんじゃないかとも思ったりする。あとは、第4楽章も少々、前のめり気味だ。速すぎると感じた。とはいえ、私はブラームスの交響曲第2番がとても好きなので、それなりに満足する。また、ライブということを考えると、第4楽章の速さについては、これはこれでアリなのかもしれない。


ちなみに、ヤンソンス&コンセルトヘボウは今月、来日予定である。私は京都公演のチケットを購入している。高価だった。今度は忘れないようにしたい。


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作者:ushinabe1980

更新日:2008年11月6日 9時52分

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