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トップ > Good MUSIC! > Good MUSIC! - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年11月20日 1時)

Perfumeの新曲「Dream Fighter」

本日18日、会社の帰りにタワレコに寄ってPerfumeの新曲「Dream Fighter」をフラゲしました。もちろんDVD付きの初回限定盤をゲット。

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思えばPerfumeはメジャー・デビュー直後にしてすでにその音楽性がピークにあり、'05年〜'06年の「リニアモーターガール」「コンピューターシティ」「エレクトロ・ワールド」の近未来3部作を超える出来のシングルはなかなか生まれていない。ブレイクした「ポリリズム」ですらそれは言えてると思う。

「Baby Cruising Love」、「love the world」と続いた近作2作も悪くはないが正直言って個人的には心底満足はいかない出来で、「love the world」に至ってはメンバーのあーちゃんすら「今度のは右から左の曲です」(笑)と発言していたほどだが、しかし今回のは久々に納得出来るシングルだ。

気持ちよくシンセ・ベースが鳴り渡るダンサブルなサウンドは初期の楽曲を思わせテクノ度が久々に高い。メロディはトリーネ・レインの'93年のヒット曲「Just Missed The Train」にちょっと似てるが、まあ許す(笑)。

歌詞は前向きないい歌詞だ。人生の応援歌的内容だが、どこぞの誰かさんが歌う「負けないで」みたいな(笑)押し付けがましいウザさがないのがいいね。

カップリング曲の「願い」「Baby Cruising Love」のカップリング曲だった「マカロニ」と同系のなかなかのバラード曲だ。
PVの出来もパフォーマンスも素敵。
これは今回も連続オリコンNo.1いっちゃう予感です。





amazonでは初回盤は予約の段階ですでに品切れ。こちらは通常盤。
Dream Fighter

Dream Fighter

  • アーティスト: Perfume,中田ヤスタカ
  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD


作者:MASA

更新日:2008年11月19日 0時20分

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You Tube で見つけた懐かしの歌謡曲

最近ちょっとネタがないのであります^^;
そんな中、You Tubeで遊んでいたら、まあよくこんなものが!という'70年代の歌謡曲の超レアな映像がザクザク出てくるじゃあ〜りませんか(古っ!)

実は私、地味にいしだあゆみのファンだったのだが、この人の貴重な映像もいくつかあった。
いしだあゆみといえば「ブルーライト・ヨコハマ」だが、これ以外にだってたくさん名曲がある。この「あなたならどうする」なかにし礼・筒美京平の手による名曲中の名曲。このノン・ビブラート唱法は西田佐知子と並び、この人の特徴だ。
♪泣くの 歩くの 死んじゃうの〜♪
と、最終的にいきなり死に向かう極端な展開がすごいねえ。



上の「あなたならどうする」と同じ1970年のヒット曲、森山加代子「白い蝶のサンバ」
そう言えばふたりともまだ10代だった'60年代初頭から活躍していたが20代初めまでしばらく低迷し、森山はこの曲で、いしだも'68年の「太陽は泣いている」でそれぞれ5、6年ぶりの復活となったのだった。
ご両人とも整形疑惑があったが、森山のアゴのホクロだけは昔と変わらなかった。

それはともかく、この曲もまさに昭和の名曲。作詞は阿久悠、作曲井上かつお
マイナーからサビでメジャーに転調するところと16分音符に細かく刻まれた「あなたに抱かれて」の早口ソングになる部分が印象的だ。歌詞もエッチだよなあ(笑)。



この曲も1970年。名曲が多い年だったんだなあ。ちあきなおみ「四つのお願い」
確かこれがデビューして3枚目か4枚目のシングルだったと思うが、歌謡曲とも演歌ともつかないビミョーなアレンジとちあきの歌唱法がユニーク。
「三つ あなたの好きなこと 四つ そのあと私にしてね」なんていう当時としてはちょっとエロい歌詞が、ちあきのそこはかとなく漂う大人のお色気と相まって、当時思春期を迎えつつあった中学生の私を翻弄したのであった(笑)。
この2年後に出した「喝采」で、ちあきはレコード大賞をものにすることとなる。



'70年代前半の女性アイドルの代名詞と言えば、この人・天地真理。自分のテレビ番組をいくつか持ち、さらには筆入れ、下敷きなどの文房具やおもちゃに自転車までと様々なグッズ展開までして一世を風靡したものだ。

'73年の「恋する夏の日」は珍しくロック・テイストのハードなギターがフィーチャーされた名曲だが、今見るとこの人ってどことなく堀北真希に似てるじゃん(笑)。てゆーか、堀北の方がこっちに似てるって言うべきなんだろうけども(笑)。
しかしかつての国民的アイドルも、今は見るも無惨なただの太ったオバサンになってしまったのが悲しい限りである。



こうして聴くと、昔の歌謡曲って歌詞がシンプルで分かりやすいしメロディもすごくキャッチーだねー。何より懐かしいなあ〜。嗚呼、昭和は遠くなりにけり。
こんな感じで第2弾やるかも、です。

作者:MASA

更新日:2008年11月14日 23時29分

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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 DVD

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観たかったのに劇場公開を見逃していた「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」のDVDが、劇場公開から5ヶ月のインターバルを経て発売になったので、早速購入した。

画質の素晴らしいブルーレイ・ディスクと液晶テレビの購入を将来的に視野に入れているので、もう普通のDVDはバカらしくなって最近はあまり映画のDVDを買わなくなったのだが、この作品に限っては早く観たいという気持ちの方が勝ってしまったのだった〜。

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今回は前作から18年後の1957年という時代設定で、前の3作のような1930年代とは打って変わり、戦後の冷戦や赤狩りといった時代背景の下に物語が描かれている。
ロズウェル事件でお馴染みのエリア51が登場したりと、今回のお話の根幹がSFチックなのが今までとちょっと異なる点だが、あまり書くとネタバレになるのでこんくらいにしときます^^。

クリスタル・スカルの伝説を追って行くうちにインディたちはとんでもない事実に突き当たるのだが、その間には例のごとくハラハラ・ドキドキの大活劇の連続で、全く目が離せない展開だ。

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今回も主演はもちろんハリソン・フォード、そしてジョージ・ルーカス総指揮、スティーヴン・スピルバーグ監督、フランク・マーシャル製作、ジョン・ウィリアムス音楽と、全く制作スタッフは同じなので、ハリソンがちょっと老けた意外は(笑)作風は過去3作の冒険活劇のイメージを全く損なっていない。もうある意味手慣れた感じで作られた印象もあるくらいだ。

1作目の「レイダース/失われたアーク」でヒロイン・マリオンを演じたカレン・アレンが再び登場し、しかも重要な役どころを演じているが、これは昔からのこの作品のファンにはニクい演出だ。

今回インディと冒険をともにする仲間にシャイア・ラブーフ(「トランスフォーマー」)演じる若者・マットが加わり、ケイト・ブランシェット(「エリザベス」「ロード・オブ・ザ・リング」etc.)がオカッパ頭の不敵なロシアKGBの女スパイ・イリーナを演じている。
この人、前から悪役が似合いそうな人だなあ、と思っていたが、さすがの演技力と存在感だ。
その他、このお話のキーパーソンとなる役どころでジョン・ハート(「エイリアン」「コンタクト」etc.)なども出演している。

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画質もほぼ文句なしの美しさで、アクション・シーンを盛り上げる5.1chサラウンド音声も臨場感と迫力タップリ。大音量での視聴がオススメです。
昔からのファンの期待に見事に答えているのはもちろん、どんな人が観ても心底楽しめる娯楽映画の醍醐味を味わえる作品だ。もうメッチャメチャ面白かったですよん。

ちなみに、このDVDを買ったらクリスタル・スカルにあやかったこんな透明のベアブリックのオマケが付いてきた。
どっかに付けよう〜。

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本編122分+特典映像29分、特典ディスク164分
●作品評価(5点満点、☆はオマケ)
面白度 ★★★★★
画質 ★★★★☆
音質 ★★★★★





amazonで3,000円ちょいは安かったっす^^。

インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】

インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

作者:MASA

更新日:2008年11月11日 1時4分

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Kitty, Daisy & Lewisの限定盤ゲット

10/24の記事で紹介した異色の3人姉弟グループ、Kitty, Daisy & Lewisのアルバムだが、実はこれには限定盤があった。
amazonのマーケット・プレイスで安く入手出来たのだが、それがこれです。

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卒業アルバムみたいな立派な作りで、なんとアルバム収録曲全10曲を10インチ・アナログ盤5枚組にして収録し、さらに同じ内容のCDも付いているセットである。
中はこんな具合です。

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まるで昔のSP盤みたいな感じだが、この10インチ、なんと回転数までSPと同じく78回転なのである!
昔の録音のSP盤なら聴いたことある人もいるでしょうが、現代の録音の音質で78回転の音なんかみなさん聴いたことないでしょ?(笑)まあビックリするような未体験ゾーン突入の音でしたわ^^。CDよりも確実にダイナミック・レンジが広く、素晴らしい音です。

しかもCDと異なり、全曲モノ・ミックス!ステレオ・ミックスのCDはほとんどの曲が楽器やヴォーカルが左右どっちかに寄っている'60年代っぽいミックスだが、このアルバムは40年代や50年代のフェイク音楽なので、やはりモノ・ミックスの方が非常にしっくり来る。これは買ってよかったなあ。

10インチの他に12インチLP仕様もあったが、残念ながら現在どっちも品切れ。
しかしまあ呆れるくらいのこの懲りよう、今年一番の企画賞ものです(笑)。



Kitty, Daisy & Lewis / キティー、デイジー& ルイス

Kitty, Daisy & Lewis / キティー、デイジー& ルイス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sunday Best / Beat Records
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: CD


作者:MASA

更新日:2008年11月5日 1時8分

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Talking Heads、ついに紙ジャケ化!

HMVのサイトの記事によると、ついにトーキング・ヘッズのアルバムの紙ジャケ化が決定し、来年1月14日にSHM-CD仕様で発売されるという情報が!
今回紙ジャケ化されるのは'77年のデビュー・アルバム「TALKING HEADS '77」から'83年の「SPEAKING IN TONGUES」までの6枚である。

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トーキング・ヘッズはリーダーのデヴィッド・バーン(上の写真右端)を中心に'76年に結成され、ニューヨーク・パンク・シーンから飛び出した全員が名門アート・スクール出身のインテリ・バンドとして当時は話題になったバンドだ。
そんなインテリ・バンドならではの知的でクールでしかもちょっと病気っぽいというユニークなスタンスのもと、'77年のデビューから途中音楽性に変化を見せながら'91年まで活躍し、惜しまれつつ解散した。

現在はデヴィッド・バーンはソロで活躍中、今月25日に'81年以来のブライアン・イーノとのコラボ・アルバムも出る予定で、他のメンバーのうちクリス・フランツ(d)&ティナ・ウェイマス(b)(写真左のふたり)夫妻はTom Tom Clubを結成してトーキング・ヘッズが存続中の'81年から今までにアルバムを不定期に5~6枚出しているが、ここ数年アルバムのリリースがないのが残念だ。
残りの一人、ギタリストのジェリー・ハリスン(写真真ん中)は'83年頃に1枚ソロ・アルバムを出した以外目立った活動がなく、現在の消息は不明。何やってんのかなあ。

このバンドの代表作と言えば、言わずと知れた80年代ロックを象徴する1枚でもある名作「REMAIN IN LIGHT」
プロデューサーにブライアン・イーノ、ゲスト・ミュージシャンにエイドリアン・ブリュー、バーニー・ウォーレル、ロバート・パーマー、ノーナ・ヘンドリックスなどを迎えて、アフリカン・ビートがベースになったポリリズムを取り入れ、8ビート基本が当たり前のロック・シーンに風穴を開けた画期的な名作だ。

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ほとんどの曲がコード展開なしのワン・コードで出来ており、シンプルながらそのグイグイ押し寄せる怒濤のサウンドはそれまで例を見なかった斬新さである。キャッチーという言葉とはやや縁遠くちょっと難解な側面も持つ内容のため即効性はあまりないが、聴き込むうちにどんどんハマるスルメ・アルバムだ。

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レコーディングはIslandレーベルの創始者クリス・ブラックウェルが所有するナッソー、バハマのコンパス・ポイント・スタジオで行なわれているが、ここからはロキシー・ミュージック「AVALON」、ロバート・パーマー「PRIDE」、スパンダー・バレエ「TRUE」、ストーンズ「EMOTIONAL RESCUE」など数々の名盤が生まれた。アーティストにとって当時はここでレコーディングすることがひとつのステイタスにもなった名スタジオである。

その他U2、グレース・ジョーンズ、マリアンヌ・フェイスフル、B-52'sなどのIslandレーベルのアーティストや、日本人アーティストも加藤和彦、吉田拓郎、ドリカムといった人たちが使用していることでも有名だ。

このアルバム収録の、笑えるくらいイっちゃってるデヴィッド・バーンのパフォーマンスも異様な「Once In A Lifetime」のPV。病んでます(笑)。

Talking Heads |MTV Music


これの前のアルバムで'79年に発売された「FEAR OF MUSIC」は、内容は「REMAIN IN LIGHT」のプロト・タイプ的側面もあるアルバムだが、ジャケはツヤ消しのテクスチャーを使い鉄板みたいな模様がエンボス加工されている。この辺はもちろんキッチリ再現してくれることだろう。

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今回の紙ジャケ化で一番気になるのが、'83年のアルバム「SPEAKING IN TONGUES」。このアルバム、ポップ・アートの巨匠ロバート・ラウシェンバークが手掛けた透明のプラスティック製ジャケにディスク本体も透明という初回2万枚(だったかな?)のみの特殊仕様で、'83年度グラミー賞で最優秀アルバム・パッケージ賞を取ったものだが、今回これを紙ジャケで再現するという。

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透明のプラスティックに赤・黄色・青の3色で写真が印刷してあり、クルクル回して3色を合体させると立体写真になるという、なかなか凝ったまさにアートなジャケットである。そのためにレコード本体も透明でなくてはならない、というわけだ。

これをどう再現するんだろうか?以前透明のCDっていうのがあったけど、あれを使うのか?まあいずれにせよ、どんなものになるのか興味津々だし、今回の紙ジャケの一番の目玉がこれだ。

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内容は前作の「REMAIN IN LIGHT」の延長線上でリズム重視の内容だが、もう少しポップで普通のロック寄りに戻った感じもあるアルバムである。

こちらは通常盤のジャケ。私は買わなかったので持っていない。

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当時発売のカセットには9曲中5曲がフェイド・アウトなどが数分長いロング・ヴァージョンに差し替えられて収録されているのだが、これがそのカセット。CDとなった現在はこちらのヴァージョンが標準になっているらしいが、持っていないので未確認です。

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'84年に公開された「羊たちの沈黙」などで有名なジョナサン・デミ監督によるコンサート映画「STOP MAKING SENSE」から、このアルバム収録曲でデヴィッド・バーンがダブダブのスーツで歌う「Girlfriend Is Better」



私がトーキング・ヘッズを聴き出したのは'79年の「FEAR OF MUSIC」からで、ソリッドな変態ポップ・ロックだった初期の2枚はちゃんと聴いたことがないのでこれを機会に聴いてみたいと思う。

今回の紙ジャケ化は'83年までの6枚だけだが、初期のようなポップ寄りに軌道修正するこれ以降のアルバムはもちろん、デヴィッド・バーン&ブライアン・イーノのコラボ・アルバム「MY LIFE IN THE BUSH OF GHOSTS」Tom Tom Clubのアルバムなども今後是非紙ジャケ化して欲しいものだ。

「MY LIFE IN THE BUSH OF GHOSTS」Tom Tom Clubのアルバムや12インチ。

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オマケで、同じく「STOP MAKING SENSE」から、Tom Tom Clubのコーナーでの「Genius Of Love」
ベースのティナ・ウェイマスのステップがカワイイ(笑)。







こちらは25日発売の「MY LIFE IN THE BUSH OF GHOSTS」以来27年ぶりとなるバーンとブライアン・イーノとのアルバム「EVERYTHING THAT HAPPENS WILL HAPPEN TODAY」

Everything That Happens Will Happen Today

Everything That Happens Will Happen Today

  • アーティスト: David Byrne and Brian Eno
  • 出版社/メーカー: Todo Mundo
  • 発売日: 2008/11/25
  • メディア: CD


作者:MASA

更新日:2008年11月3日 17時26分

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XTC「THE BIG EXPRESS」

紹介するアルバムも残り数枚となってきたXTCのアルバム、今回は'84年のアルバム「THE BIG EXPRESS」をご紹介。
このアルバムもやや派手さには欠けるが、聴き込むほどにジワジワと良さが伝わるいいアルバムだ。

ご覧のとおり、このアルバムは初回プレスのみ蒸気機関車の車輪をモチーフにした円形ジャケでの発売だった。

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機関士の格好の3人の写真が載ったインナー・スリーヴ。真ん中のデイヴ・グレゴリー似合い過ぎだ(笑)。

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前作「MUMMER」のレコーディング中にドラマーのテリー・チェンバースが脱退し、3人編成となったXTCの7枚目のアルバムがこれで、彼らの出身地であるスウィンドンの鉄道記念館に置いてある蒸気機関車をセット変わりに使ってジャケが撮影されている。

こちらは2001年発売の紙ジャケと'86頃に初CD化されたときのUK盤CD。

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UK盤CDではアナログにはない写真も使われ、歌詞が載っている各ページもなかなか凝っている。

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このアルバムはあまり評価が芳しくなかった前作同様、キャッチーさは相変わらず高くないが、機関車の運転士に扮した男臭いインナー・スリーヴの写真に象徴されるような、いつになく骨太で重量感のある硬質なサウンドが聴かれる意欲作である。レコーディング期間も5か月という今までで最長の時間をかけて作られているという。
このアルバムのプロデューサーはデヴィッド・ロードという人で、あまり有名ではないが、この骨太サウンドの立役者がこの人である。

収録されている曲は最初の印象こそピンと来ないが、聴き込むほどに良さが沁みてくるスルメ曲ばかり。
出だしの2台のギターのカッティングがカッコイイ、コリン・モールディング「Wake Up」に始まり、シングル第1弾となったアンディ・パートリッジ作の船乗りを歌った「All You Pretty Girls」、この曲にインスパイアされ、曲のタイトルをグループ名にしちゃった日本の渋谷系グループもあった「Seagulls Screaming Kiss Her, Kiss Her」、核戦争による世界の終わりを歌ったシングル第3弾にもなった曲「This World Over」、機関車が疾走する様子を描いたエンディング曲「Train Running Low On Soul Coal」など、聴き所は多い。

"All You Pretty Girls", "Wake Up", "This World Over"の12インチ・シングル。
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"All You Pretty Girls" PV



テレビ番組での"This World Over"演奏シーン(リップ・シンク)。



まだ本調子とは行かないが、このアルバムはアンディの神経衰弱やメンバー脱退、マネージャーとの確執と続いた前作「MUMMER」の頃のスランプからの脱却が見られる内容で、勢いが戻りつつある印象を受ける。

そして翌年の'85年には前回取り上げたThe Dukes Of Stratosphear名義のサイケ・アルバムを経て、'86年には名作「SKYLARKING」の発売に至り、完全復活を迎えるわけである。




ザ・ビッグ・エクスプレス(紙ジャケット仕様)

ザ・ビッグ・エクスプレス(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/09/30
  • メディア: CD


作者:MASA

更新日:2008年10月31日 1時22分

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The BEATLES「ALL TOGETHER NOW」DVD

シルク・ドゥ・ソレイユの演目のサントラであり、2年前にCDが発売された時には賛否両論で盛り上がったビートルズ「LOVE」だが、今度はその「LOVE」の舞台の制作ドキュメントを収めたDVD「ALL TOGETHER NOW」が出た。

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内容は2006年春にラスヴェガスで行なわれたプレミア公開までに至る300日を追ったドキュメンタリーなどを中心に、全部で2時間以上収録されている。
どうやら以前にWOWOWで放送された番組と同内容の長尺編集版のようだが、私はUK盤のDVDを買ってしまったので日本語字幕がないため、ちょっとこういう内容では字幕がないとキツイ^^;

シルク・ドゥ・ソレイユがビートルズの音楽を使用した演目を作ろうとしたきっかけ、舞台デザインやコスチューム制作などを捉えた舞台裏の様子や、会場のイスひとつひとつにまでスピーカーが装備されたサラウンド・システムの制作過程、オリジナル・マスター・テープからビートルズの音源を解体・再構築してサントラ用の音楽を制作するジャイルス&ジョージ・マーティン親子の様子などが収められているが、ポール、リンゴ、オリヴィア、ヨーコのインタヴューやダニー、ジュリアン、ジョンの先妻シンシア、ショーンなどの姿も見られる。

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ただ正直言って残念ながら期待していたよりも面白いものではなかった。何しろここではシルク・ドゥ・ソレイユの演目そのものは断片的にしか観られず、全編が収録されているわけではないのである。
まるで映画のDVDによく付いている、作品のメイキングを収めたオマケのボーナス・ディスクのような内容でしかなく、本編ディスクは後回しで先にボーナス・ディスクの方を観たようなもんである。
これを観ているとひたすら本編の演目の方を観たくなるだけで、何だかじらされているような印象しか私は持てなかった。

ひと言で言えば、能書きはもういいから早よ本編見せろや!という感じである(笑)。部分的に観ることが出来るラスヴェガスで行なわれた実際の舞台の模様は実に素晴らしく、きちんとしたかたちで是非観てみたくなるほどのものだ。
「キダム」「サルティンバンコ」など、シルク・ドゥ・ソレイユの演目は今まですべてDVD化されているのでこの「LOVE」もいつかは出ると思うのだが、一体それはいつになるのだろうか。
まあビートルズがらみということでいろいろ金銭的な思惑とか策略なんかがあるので、簡単には出さないのかな。

その本編を観る前にこのDVDを観ておけば面白さに深みが増す、というのが強いて言えるこのDVDの存在価値だろう。

The Beatles 'Within You Without You/Tomorrow Never Knows'





オール・トゥゲザー・ナウ

オール・トゥゲザー・ナウ

  • 出版社/メーカー: TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(D)
  • メディア: DVD

作者:MASA

更新日:2008年10月26日 18時19分

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恐るべき十代、Kitty, Daisy & Lewis

ちょっと前にiTunesで見つけ、試聴してみてイッパツで気に入った新人グループ、Kitty, Daisy & Lewisの同名アルバムを買った。

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メンバー3人は姉弟で、一番上のお姉さんのデイジーが19才、真ん中の長男・ルイスが17才、妹のキティが14才と、全員がティーンエイジャー。

この若さでどんな音楽をやっているのかと思えば、CDのジャケの雰囲気で察しが付いた人もおられるだろうが、なんと40年代や50年代のR&B、ロカビリー、ヒルビリー、ブギー、さらにはハワイアンといった古き良き時代の音楽をやっているのである!
好きなアーティストもエルヴィス・プレスリー、ジェリー・リー・ルイス、マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフ、ルイ・ジョーダンなどという、実に型破りでユニークなアーティストである。

日本じゃ同じ世代の若者は小型ゲーム機でゲームに興じたりケータイをデコったりダウンロードした流行りの音楽をiPodで聴いたりしているというのに、イギリスのこのガキどもときたら、こいつらこの年齢で一体どーゆー趣味してんだ?どう育つとこんなんなるんだ?という、トレンドや時代性から思いっきり逆行するノスタルジー溢れる雰囲気を放った音楽をやっている恐るべき子どもたちである。

真ん中の長男ルイスが中心となって曲を書き、ギター、ウッドベース、パーカッション、ウクレレ、ハープなどあらゆる楽器をメンバー全員が担当し、当時の古い機材による4チャンネルのアナログ・レコーダーを使って曲をレコーディングするという徹底ぶりである。サウンドもナロー・レンジのロー・ファイな音。78回転のアナログ・シングルもリリースしているという。今どきどうやって聴くねん、そんなん(笑)。私のは聴けるけど^^。

デジ・パックの写真より。いつの時代の写真だ?(笑)
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まあ試しに1曲、「Going Up The Country」を聴いて下さい。

Kitty Daisy & Lewis 'Going Up The Country'


どーすか、これ。すごいなぁ(笑)。

こっちはレコーディング風景やライヴの模様も観られるインタビュー映像です。



実はこのアルバムは2作目で、昨年ファースト・アルバム「A」を発売してデビューしている。知らなかったなあ、こんなトンでもない新人が去年デビューしてたなんて。
そのうちこっちのデビュー・アルバムも買って聴いてみたいと思う。
しかしこの子たち、一体将来どないなるんやろか?末恐ろしいわ(なぜ関西弁?)。


Kitty, Daisy & LewisMySpace.comのページ。
ここで4曲聴けます。
    ↓
http://www.myspace.com/kittydaisyandlewis



Kitty, Daisy & Lewis

Kitty, Daisy & Lewis

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sunday Best
  • 発売日: 2008/08/05
  • メディア: CD

A

A

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sunday Best
  • 発売日: 2007/10/01
  • メディア: CD

作者:MASA

更新日:2008年10月24日 0時17分

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Dave Stewart & Barbara Gaskin 来年3月に来日!

1981年、全英チャートNo.1となった「It's My Party(涙のバースデー・パーティ)」でデビューし、その後地道な活動を続けていたデイヴ・スチュワート&バーバラ・ガスキンが、なんと来年3月に18年ぶりの来日コンサートを行うという。

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'91年のアルバム「SPIN」を最後にもう17年もアルバムを出しておらず、全く音沙汰もなかったのでとっくに解散したものと思っていたら、寝耳に水の来日公演という話には正直驚いた^^。

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Egg, Hatfield and the North, National Health, Bruford という、いわゆる私の不得意分野であるカンタベリー系のバンド出身のデイヴ・スチュワートと、元Spirogyraで、デイヴが在籍していた Hatfield and the Northにもコーラスで参加したことがあるバーバラ・ガスキンが'81年に結成したのがこのエレ・ポップ・デュオ。
そのコンセプトは"大人が聴ける大人のためのポップ"。決して安っぽくない上質なそのポップさは看板に偽りなしのクオリティを誇っている。

ちなみにデイヴはEurythmicsデイヴ・スチュワートとは同姓同名で、こちらの方が先輩なので、のちにEurythmicsのデイヴの方はデイヴ・A・スチュワートに改名している。

このデュオ結成に至る前にその発端となった曲がある。デイヴが'80年にインディ・レーベル・Stiffの傍系レーベルであるBrokenから、元Zombiesコリン・ブランストーンをヴォーカルに迎えて放った「What Becomes of the Broken Hearted」(Jimmy Ruffinの'75年のヒット曲のカヴァー)がヒットし、これがカンタベリー畑のデイヴがエレ・ポップに足を踏み入れるきっかけとなった。

P.I.LのTシャツを着てキーボードを弾いているのがデイヴ。


そして翌年の'81年、以前から交流があったバーバラに声をかけてヴォーカルを担当してもらい同じくBrokenレーベルからリリースした、'63年のレスリー・ゴーアの大ヒット曲のカヴァー「It's My Party(涙のバースデー・パーティ)」を発売する。



原曲を大胆にアレンジしたこの曲は全英チャートでトップになり、一躍ふたりの名が知れ渡った。
実に素晴らしいカヴァーである。

ちなみに、こちらが当時坂本九「上を向いて歩こう」と全米チャートの首位を争ったレスリー・ゴーアのオリジナル。
聴き比べて下さい。



その後A面にカヴァー曲、B面にデイヴ作のオリジナル曲というカップリングでシングルを6枚発売するが、なぜかアルバムが一向に発売される気配がないまま'86年になったところでUS RYKOがこのシングル曲や未発表曲全14曲を収めた編集盤「UP FROM THE DARK」を発売する。
これがCD黎明期の'86年に輸入盤屋で異例の大ヒットとなり、音楽マニアに注目された。

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このアルバムは「It's My Party」をはじめ、「I'm In A Different World (The Four Tops)」、「 Leipzig (Thomas Dolby)」、「Roads Girdle The Globe (XTC)」
などといったメジャーからマイナーな曲のカヴァーとデイヴのオリジナル曲がバランスよく収録されている。
カヴァー曲はどれも大胆で凝ったアレンジが施され、原型が分からないほどヒネった曲もある。デイヴのオリジナル曲がこれまたすこぶる素晴らしく、バーバラのヴォーカルがやや抑揚に欠けるものの、力の抜けた癒し系の声でこれがまた悪くない。
かつて私の愛聴盤で、当時は何回聴いたか分からないアルバムだ。今でもたまに聴いている。

このアルバムはアメリカでしか発売されなかったが、代わりに日本ではシングル6枚の両面12曲をフル収録した独自の編集盤「BROKEN RECORDS THE SINGLES」が翌'87年に発売されている。

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「UP FROM THE DARK」とのダブリ曲は12曲中7曲で、それ以外の5曲はこれでしか聴けない曲である。

日本編集盤はもう1枚「AS FAR AS DREAMS CAN GO」が発売されているが、これは前作から漏れた「UP FROM THE DARK」収録曲と当時の最新シングル「Locomotion」(ご存知Little Evaのカヴァー)のAB両面曲を収録したものだが、私は全部持っていたのでこれは買わなかった。

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この後'90年になってようやく初のオリジナル・アルバムとなる「THE BIG IDEA」、'91年には今のところの最新アルバム(って言っていいのか?)「SPIN」を発売しており、前者には「Levi Stubbs' Tears (Billy Bragg)」、「Subterranean Homesick Blues (Bob Dylan)」、「The Crying Game (Dave Berry)」といったカヴァー曲、後者には「Walking The Dog (Rufus Thomas)」、「8 Miles High (The Byrds)」 、「Amelia (Joni Mitchell)」などといったカヴァー曲が収録されていて、どれも聴きものである。

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アルバム4枚を聴いて改めて思うのは、カヴァー曲はどれもかなり練りに練ったアレンジで、自作曲とのあいだに全く違和感がなくまるでオリジナル曲のようにすんなりと聴かせてくれるところ。このカヴァー曲とオリジナル曲との統一感が素晴らしい。

残念なのがここに挙げたアルバムすべてが現在は廃盤で入手が困難になっていることだ。これはもったいない。文化的損失だ^^。
久しぶりの来日をきっかけに再発されることを熱望する。



Dave Stewart & Barbara GaskinMySpace.comはコチラ。ここで4曲聴けます。
     ↓
http://www.myspace.com/davestewartbarbaragaskin

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作者:MASA

更新日:2008年10月21日 2時15分

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イロモノ歌謡2作品

先日bluebirdさんとこのブログジョンジョリーナ・アリー「鼻毛ボー」が紹介されていたが、鼠先輩「六本木(Giroppon)」をはじめとして、どうも最近はこういう世間をナメたようなイロモノ歌謡をずいぶん多く耳にする。

お笑いブーム全盛や「せんとくん」などをはじめとする"ゆるキャラ"の氾濫などで、今の世の中とにかくユルイ(笑)。音楽界にもこの風潮が波及し今やこの有様であるが、でも私は決して嫌いではない。とりあえず面白けりゃいいじゃん(笑)。

そんな中から私の琴線に触れた2曲のイロモノ歌謡をご紹介。
まずはtwe'lv(トゥエルブ)「青春おでん」
この3人組、モー娘。と同じアップフロント・エージェンシー所属のユニット。この曲は任天堂DSのサッカーRPGゲーム・ソフトとテレビアニメの『イナズマイレブン』の挿入歌だそうだが、私はゲームには全く疎いのでそんなことはよく分らないしどうでもいい。

ただこの曲がいいのである。このサウンド、このメロディ、昭和40年代のGSサウンドそのまんまのパロディで私のような世代のリスナーは思わずニンマリの曲である。

メロディはGSでもなぜか歌詞が「おでん」なのである。ゲームにおでんが出て来るのか何なのか知らないが、「お前ら、おでん普及協会の回し者か?」というほどの、おでんの具がたくさん出てくる他愛もない歌詞とメロディとのアンバランスなナメた感じがタマラン。
まあマニアックすぎてそんなには売れないだろうけどね(笑)。
PVも60年代の歌謡番組風で、ポップでカワイイ。



CDは29日に発売されます。

青春おでん

青春おでん

  • アーティスト: twe’lv,礼空トオル,日野晃博,高橋論一
  • 出版社/メーカー: FRAME
  • 発売日: 2008/10/29
  • メディア: CD


次は面白いというよりエロい、という感じだが、大堀めしべという人の「甘い股関節」
なんとこの女性、あのアキバ系オタク・アイドル集団、AKB48の最年長メンバーで本名大堀恵という一応アイドルなのである。

アイドルとしては崖っぷちの年齢である25才ということで、AKB48の仕掛人である秋元康に、このCDを1万枚以上売らなければグループを強制的に卒業させられるという過酷な試練を与えられての心境も複雑なソロ・デビューだそうだ。

しかしこれはヤバイ。アキバ系アイドルとは思えないこの限りなくアダルトで下世話なエロさは最早アイドルとして超えてはならない壁やタブーといったものを完全に超越・崩壊させてしまっていて、まさに"めしべ"な感じ(なんじゃそら)。
しかも曲は大人の雰囲気漂うムード歌謡で、作詞はもちろん秋元康、作曲は後藤次利という、かつてのおニャン子クラブのヒット作品を手掛けた黄金コンビ。
"ゆるくて甘い股関節、私の勝負股関節"、と、歌詞はとにかく「股関節」(笑)。しまいには"股関節脱臼"である(笑)。
お股おっ広げの振り付けも下世話さここに極まれり、といった感じだ。



CDはエロエロのPVが収録されたDVDとの2枚組。気になる人はどーぞ^^。


甘い股関節

甘い股関節

  • アーティスト: 大堀めしべ,秋元康,後藤次利
  • 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(M)
  • 発売日: 2008/10/15
  • メディア: CD

作者:MASA

更新日:2008年10月18日 23時41分

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Perfume First Tour『GAME』DVD

Perfumeの初の全国コンサート・ツアー「GAME TOUR」の中から、5月4日のZepp Tokyo(アンコール部分は6月1日の横浜BLITZ)の模様を収めたライヴDVDが出た。

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どこの会場分もチケットが入手困難な激レアのプラチナ・チケットと化したが、観客も熱狂の全国ツアーを記録したこのDVD、昨日届いてさっそく全編を観た。

ご存知のとおりPerfumeの曲のほとんどにはヴォーカルにオートチューンによるエフェクトがかかっているが、これはライヴの生声にかけるのは不可能なため、どうしてもほとんどの曲が口パクになってしまう。

そんな口パクで長時間のライヴなんかやったって面白くないんじゃないのか?と以前は思ったし、実際テレビの歌番組でいつも口パクでしか歌えない3人にはちょっと抵抗感がないわけではなかった。
私が07年に出たライヴDVD「FAN SERVICE ~ BITTER」を買わなかったのは実はそんな理由からだ。

しかし「ミュージックマガジン」10月号の原田和典も記事で書いているとおり「ライヴは生モノ。その時々で変化するサウンドこそ実演の醍醐味」と私も当然ながらそれまで思っていたが、このライヴで3人が繰り出すパワーやオーラといったものが、そんな固定概念を思いっきり吹き飛ばしてくれるのである。

会場のノリや熱気はハンパではなく、彼ら観客は口パクがどうだとかそんなことには一切こだわっていない。Perfumeの3人、とりわけあーちゃんも客を煽るのがうまく、上手に客を乗せていて、そんな拘りなどもうどうでもいいものでしかないくらいに盛り上がりを見せている。Perfumeはその存在同様、ライヴにおいても新世代の新しい見せ方を提示しているかのようだ。

とにかく3人はよく動く。キレのあるダンス・パフォーマンスも最高だ。それまでのアイドル・ユニットとは異なり、Perfumeの場合3人のポジションは固定されていない。あるときはのっちがセンターだったりかしゆかがセンターだったりと曲によって3人の立ち位置が違うばかりでなく、曲の最中にもポジションはコロコロと目まぐるしく変わる。これは観ていて新鮮だし躍動感があってなかなかいい。

振り付けも真似が出来ないくらいに細かく複雑に凝ったものが多くて、他のアイドル・ユニットとはかなりニュアンスが異なっているし、前にも書いたがあーちゃんの客の煽り方が実に的確でその間がいいのである。

ブックレットの写真より。
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選曲は古い曲からアルバム「GAME」の曲までの満遍ないセレクトで、終盤は定番となっている「チョコレイト・ディスコ」「ジェニーはご機嫌ななめ」「Perfume」で大盛り上がりを見せ、アンコールでは「セラミック・ガール」「wonder 2」で締めくくられる。

最後の「wonder 2」では3人に内緒で観客に配られた、真っ暗な会場で光るサイリウム棒によるサプライズで会場は光の海に。これを観て感激したあーちゃん、かしゆかは思わず涙を流してしまうところがカワイイ。

途中に入るトークのコーナーでもあーちゃんの相変わらずのボケボケ発言が笑いを誘う。実はこのトークのコーナーは30分以上にもなったらしいのだが、メインはあくまで歌ということで5分くらいに見事にカットされていた^^。

よく映画のDVDの副音声に、出演した役者や監督のコメンタリーが収録されているものがあるが、このDVDにもPerfumeの3人が自分たちのコンサートをキャッキャ言ながら観ている楽しい音声解説が収録されていて、これがまたいい^^。
最初の衣装が暑くて大変だったことや30分あったトークが5分ほどに編集されている事実もこの副音声で語られていた。

映像はビスタ・サイズでスクイーズ収録だが、音声がただのステレオ音声なのが残念だ。今どき5.1chサラウンドでしょーが、普通。ここが唯一玉にキズな点かな。
そこは置いとくと、全体的には100点満点に近い出来のライヴだ。


これは以前のライヴ映像だが、雰囲気だけでも味わって欲しいので貼っときます。
'06年のファースト・アルバムから「パーフェクト・スター・パーフェクト・スタイル」







Perfume First Tour 『GAME』

Perfume First Tour 『GAME』

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • メディア: DVD


作者:MASA

更新日:2008年10月16日 23時41分

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XTCの変名バンド、The Dukes Of Stratosphear

♪ ホーニョー 放尿 放尿 道ばたで〜 ♪

みなさん、連休いかがお過ごしでしたかー?
さて、今回ご紹介するのはXTC The Dukes Of Stratosphear という変名で発売した2枚のアルバムをご紹介。
サイケにとことんこだわった、本人たちの趣味丸出しの楽しいアルバムである。

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上の写真はは1985年発売の「25 O'CLOCK」
ド派手な60年代サイケ風のデザインが目を引くジャケだが、内容の方もこのジャケどおりのモロにサイケな曲が揃っていて、XTCの面々が影響を受けたと思しきいろんなサイケデリック・ナンバーのパロディが詰まっている。

'84年のアルバム「THE BIG EXPRESS」(次回取り上げる予定)の翌年、何の前触れもなく突然このような変名を使って発売されたアルバムだが、'83年のアルバム「MUMMER」の時のゴタゴタ以降、ライヴもやらずメンバーも一人減り、マネージャーとの金銭面での確執もあったりしてモチベーションが下がっていたので、ここでひとつ自分たちの好きなことをやってリフレッシュしたかったのだろうと思われる。

全6曲のミニ・アルバムだが、出してみたらこれが本家よりも面白い!と大評判になり、今でもかなり人気が高いアルバムでファンならずとも聴いて損はない出来である。このアルバムを発表して以降、本家の方のアルバムにもサイケな感じが色濃く出て来るようになる。

メンバーも変名を使っており、アンディ・パートリッジ=Sir John Johns、コリン・モールディング=The Red Curtain、デイヴ・グレゴリー=Lord Cornelius Plumとなっている。
プロデュースはXTCの初期の2枚を手掛けたジョン・レッキーとDukesの面々との共同プロデュース。

レーベルもVirginレーベルが発足した70年代中期に使われていた、いにしえのデザインが使われているのがまたいい。

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私はサイケにはあんまり詳しくないが、元ネタとなっているのはエレクトリック・プルーンズ、ブルー・チアーズ、中期ホリーズ、初期サイケ時代のピンク・フロイドなどといったところのようだ。
分かりやすいところでは、中期のビートルズ「PET SOUNDS」期のビーチ・ボーイズなどがある。
しかしそういった元ネタをそんなに知らなくてもサイケの雰囲気が分かっていればそれだけで十分楽しめるアルバムである。

出てくる音はもいかにも60年代風にドラムスが右、ギターが左などという具合に左右泣き別れ型のミックスになっていたり、サウンド自体も40年くらい前の録音みたいな感じになっていて、思わずニンマリとしてしまう。実に楽しいアルバムだ。

このアルバムの好評ぶりに答えて、'87年には10曲入りのセカンド・アルバム「PSONIC PSUNSPOT」を出す。

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このアルバムの発売と同時に「25 O'CLOCK」との2 in 1の内容の「CHIPS FROM THE CHOCOLATE FIREBALL (An Anthology)」がCDのみで発売された。

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私は当時こっちの方を買ったので、アナログの「PSONIC PSUNSPOT」は買わなかった。今思えばそっちも買っておくんだったなあ。限定カラー盤だったし(泣)。

まあとりあえずどんな音楽なのか聴いていただきたい。思わずニンマリすること必至。
まずは「25 O'CLOCK」から、そのタイトル曲。



いやー、スゴイっすねえ(笑)。
続いてはビートルズ「I Am The Warlus」のパロディになっているPVで「The Mole From The Ministry」
途中から始まり途中で終わっているのが残念だが、貴重なPV。



Red Cartain(コリン)作の「What In The World??...」も実に傑作なサイケ・ナンバーだ。



「25 O'CLOCK」からは1枚もシングル・カット曲はないが、セカンドの「PSONIC PSUNSPOT」からは1枚だけ「You're a good man, Albert Brown」がアルバムに先駆け先行発売された。



「You're a good man, Albert Brown」の12インチ・シングルと7インチ・シングル。
7インチの方は5,000枚限定のマーブル・カラー盤。


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あと、映像の方はないが、明らかにビーチ・ボーイズ風の「Pale And Presious」「PET SOUNDS」に入っててもおかしくない出来でなかなか面白い。

まあとにかく裏家業であるこっちの方も本家を凌ぐほどの人気と評価が高く、非常に楽しめるアルバムだが、アナログ時代には2枚とも日本やアメリカでは発売されたことがなく、UK本国とヨーロッパの一部だけでワールドワイドな発売はなかった。このことから分かるとおり、このプロジェクトは売り上げ度外視の自己満足的な遊びの意味合いの方が強いようだ。

CDの「CHIPS FROM THE CHOCOLATE FIREBALL (An Anthology)」もほぼ同様で、日本では今はなきヴァージン・ジャパン時代の'87年と'92年に発売されたことがあるだけで、発売が東芝EMI(現EMI Music Japan)に移ってからは一度も発売されたことがない。聴きたい方は輸入盤で入手して下さい。





Chips from the Chocolate Fireball

Chips from the Chocolate Fireball

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2001/06/19
  • メディア: CD

作者:MASA

更新日:2008年10月13日 22時36分

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Miles Davis「KIND OF BLUE」50th. Anniversary Box

マイルス・デイヴィスが'59年に残したジャズ界の金字塔アルバム「KIND OF BLUE」が発売されて今年で50周年。
これを記念して、LPサイズほどの大きさの豪華なボックス・セットが発売されたが、注文していたものが本日届いた。
実は発売をすっかり忘れていて、慌てて注文したんです^^;

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すでにParlophone(遼)さんやpink islandさんもブログで記事にしておられるが、なかなかに立派なボックスだ。
中身はアナログLP、CD2枚にDVD1枚、それに豪華ブックレットにポスター、ポートレート数枚など、テンコ盛りの内容。
LPのジャケ写真はいかにも複写という感じの解像度の悪いものになっているのが残念。

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アルバムはゲイトフォールド仕様で、左側にはオリジナル・アナログ盤の裏ジャケの写真が載っているが、こちらもコピー丸出しの汚い画質だ。もうちょっとキレイにならなかったのかなあ。
右側にはCD2枚とDVD1枚が収納されている。

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盤はクリア・ブルーのカラー盤。

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ブックレットが分厚い豪華な仕様で、珍しい写真も多く資料性も高そうな内容だが、いかんせん全部英語なのでちょっとキツイ^^。

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マイルスはもちろん、ジョン・コルトレーン、ビル・エヴァンスなどのメンバーのポートレートと、オリジナル・アナログの裏ジャケにあるビル・エヴァンスのライナー・ノートのオリジナルのメモ書きのコピーが3枚付いている。

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ちなみに、こちらはオリジナルのUS Columbiaステレオ盤。
モノ盤欲しいなあ〜。お持ちのpink islandさんが羨ましいっす^^;
US Columbiaのステレオ盤の音質はどれも評判がいいのだが、さすがにガツンと来る音で素晴らしいです。

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レーベルの比較。左がオリジナル盤、右が50周年盤。
50周年盤の方はなぜかオレンジっぽい。これじゃImpluseレーベルの色だよ(笑)。

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アナログどうしの音だけ比較してみたが、オリジナルに比べると50周年盤はポール・チェンバースのベースが随分出ている反面、高音域が幾分引っ込み気味でシンバルの音にリアルさが不足しており、キャンノンボール・アダレイのアルト・サックスもいまいち迫って来なくてちょっとショボい感じがするが、まあ及第点の音質だと思う。

このアルバムは92、3年頃に買った、SBM (Super Bit Mapping)仕様のレガシー・エディションも持っている。
このシリーズは初回だけこのような縦長の特殊パッケージに入れられていた。

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CDは24金のゴールドCDで、当時出始めだった20bitマスタリングでなかなか音質はいい。
アナログ盤のライナー・ノートが書かれたミニ・ポスターがくっ付いている。

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このアルバムの素晴らしさは説明不要だろう。「So What」などでモードによる演奏に挑戦し、演奏をコードの縛りから解放した画期的なアルバムとなった。
このあとジャズは大きく変化し、モードを多用する新主流派を生んだりもした。
常に時代を切り開いたマイルスの数多いアルバムの中でも屈指の名作。
ジャズを聴く際には避けて通れないアルバムですね。




Kind of Blue

Kind of Blue

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Legacy
  • 発売日: 2008/10/02
  • メディア: CD

作者:MASA

更新日:2008年10月12日 0時50分

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「THAT LUCKY OLD SUN」アナログ盤到着

今日仕事から帰ったらやっと届いてました、ブライアン・ウィルソンの新作「THAT LUCKY OLD SUN」の限定アナログ盤。
何でこんなに時間がかかったのかは不明だが、とにかくようやくゲット出来た。

改めて見ると、何だかオレンジ・ジュースとか柑橘系の洗剤のパッケージみたいなジャケだ(笑)。
でも爽やかでいいね。

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ジャケの材質はデジ・パックのCDと同じ、ちょっとガサついた感触の紙が使われていて(多分リサイクル・ペーパー)、ゲイトフォールド仕様。
インナー・スリーヴには歌詞が載っている。

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レーベルはCDとは全く違う、Appleレーベルのパロディのようなオレンジ・レーベル。
盤は180gの重量盤でそこそこ重たい。

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まだかけてないけど、まあ音質はCDとほぼ同じようなもんでしょう^^。
先月CDの方を買ってからよく聴いているが、このアルバムはやっぱ傑作です。
みなさんも是非。




That Lucky Old Sun [12 inch Analog]

That Lucky Old Sun [12 inch Analog]

  • アーティスト: Brian Wilson
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 2008/07/31
  • メディア: LP Record

作者:MASA

更新日:2008年10月7日 1時49分

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XTC「MUMMER」

第6弾目となるXTCのアルバム紹介、今回は'83年発売の6th.アルバム「MUMMER」を取り上げます。

多分このアルバムは初期の2枚と並んで人気度は低めではないかと思うが、じっくり聴くと実はこれがなかなかいいアルバムなのである。

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傑作だった'82年の前作「ENGLISH SETTLEMENT」を発表した頃、アンディ・パートリッジは神経衰弱からステージ恐怖症に陥った。これによりアルバムに合わせて予定されていたコンサート・ツアーはことごとくキャンセルされ、Virginレーベル側に大きな損失を負わせたために、その後レーベルから睨まれる存在になってしまう。

アンディのステージ恐怖症はその後も改善されず、結局これをきっかけにXTCは2度とコンサート・ライヴを行なわなくなってしまった。
これ以後はたまにテレビに出て演奏する程度で、活動の場のメインはレコーディング・スタジオになる。事情はちょっと違うが、この辺はまるでブライアン・ウィルソンみたいだ。

そして'82年の8月からこの「MUMMER」に向けてのレコーディングに入るが、これが大変な難産だったのである。
レコーディングの出来に満足しないVirginレーベル側の要請で、レコーディングのたびにプロデューサーやミキサーがコロコロ変わった。

スティーヴ・ナイ(ブライアン・フェリー、ジャパン etc.)、ボブ・サージェント(ザ・ビート、ヘアカット100 etc.)、Islandレーベルの大御所プロデューサー、アレックス・サドキン(グレース・ジョーンズ、サード・ワールド etc.)と、3人もの人物がこのアルバムに関わった。

しかし、なかなかレーベル側の納得のいく出来にならず、アルバム発売に先駆けて'83年の3月に出したシングル「Great Fire」と夏に発売した第2弾の「Wonderland」の売れ行きがそれぞれ振るわなかったことでその度に2度発売が延期され、危うく発売中止にもなりかけた。

「Great Fire」の12インチ(上)と「Wonderland」(下)の7インチ・シングル。
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さらにはレコーディング中にドラマーのテリー・チェンバースがドラムを思いっきり叩けない曲だらけなのが不満だという理由で脱退してしまう。
しかし新しいドラマーは入れずにこれ以降バンドは残った3人だけの編成となり、ドラマーはレコーティングのたびにゲストを呼んで叩いてもらうというかたちを取る。

アルバム発売後に第3弾シングルとして発売された「Love On A Farmboy's Weges」の限定おサイフ型2枚組7インチと、B面には未CD化のライヴが収録された12インチ。
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このような紆余曲折を経て、それでも何とか8月にアルバムは発売された。アルバム・タイトルの"MUMMER"(ママー)とはイギリスの伝統的な無言劇の役者のことらしい。スパゲッティやマカロニのメーカーではない(笑)。
聴くと確かにポップさに乏しい地味な出来で暗く重たいイメージが強く、以前までの軽快なポップ・ロックはほとんどない。レーベル側が発売を拒んだのもまあ分からないではない出来のアルバムである。

ここで聴かれる暗めの曲はほとんどアンディが書いた曲で、当時の不安定な心理状態が反映されていると同時に、アフリカやアラブ系のエスニックなものを取り入れ、一種独特の異様な雰囲気を放っている。
しかし前作のような内容を期待した多くのファンはこのアルバムの暗く精彩に欠く内容に失望したものだ。かく言う私も当時は例外でなかったことをぶっちゃけよう。

しかしこのアルバムは聴き込むうちにこういった曲の方がいろんな意味でインパクトが強い分だけ印象深くなってくるのである。「Human Alchemy」などはまるでアフリカの民族音楽みたいな重厚なビートの呪術的な暗さが昔はいまいちダメだったが、今聴くと何だか妙に心地よく迫って来るものがある。

"Human Alchemy" PV



暗めのアンディの曲に対し、ポップで聴きやすい曲で安心感を与えているのがコリン・モールディングの曲。
シングル第2弾となった「Wonderland」はアルバムの中では花が咲いたような明るさに思わずホッとする。

"Wonderland" PV


そしてアルバムの最後に収録されている「Funk Pop A Roll」だけが以前のXTCらしい作風で、この曲を締めに持って来たことでアルバムの印象がかなり救われ、次作に期待が持てる感じで聴き終えることが出来る。

"Funk Pop A Roll" PV


というわけで、傑作だった前作から一転して失速してしまい、XTCにとって暗黒時代と言っていい時期に発売されたこのアルバムは、その暗さが災いして人気は高くないし、セールス的にもパッとせずに終わった。
決して名盤とは呼ばれないかも知れないが、しかし独特の雰囲気を持ち非常に個性が強い内容でXTCの数あるアルバムの中ではいろんな意味で異彩を放っている。




ママー(紙ジャケット仕様)

ママー(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/09/30
  • メディア: CD


作者:MASA

更新日:2008年10月3日 0時7分

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モーニング娘。「ペッパー警部」をカヴァー

9月30日、今日は私の誕生日。またひとつ年を取ってしまった・・・。
誕生日前に新しい仕事に就けてよかったなあ、などと思うのと同時に、10日前の9月20日はPerfumeのっちの20才の誕生日だったんだよなー、10日違いうれし〜!などとどうでもいい感慨に耽っております^^;

で、ひとつ年を取った最初の記事がコレかよ、って感じもありつつ、またもやミーハー・ネタをひとつ。

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モーニング娘。はもう終わった、などと思っていながら、こうやってたまに面白いことをやって来るのでなかなか目が離せない(笑)。
今回はつんく♂の手を離れ、1976年のピンク・レディーのデビュー・ヒットである「ペッパー警部」のカヴァーで意表をついてきた。

大きく分けてキャンディーズ→ピンク・レディ→おニャン子クラブと続く女性アイドル・ユニットの系譜に名を連ねるモー娘。が、ついには本人たちの遠いルーツでもあるピンク・レディをカヴァーというのが何とも感慨深い。

「ペッパー警部」(stereo)


このPVではピンク・レディのオリジナルの振り付けを基本に、そこにモー娘。独自のものを加えた感じで、曲のアレンジも打ち込みを使って今風に仕上がっているがそう大胆には変えていないようだ。
今回メインでサビを務めるのは田中れいな。最後の「ペッパー警部よ!」のセリフは道重さゆみが担当。

今回のカヴァー、この曲の作詞家・阿久悠の一周忌に当る8/1に放送されたテレビ・ドラマ「ヒットメーカー阿久悠物語」で、高橋愛、新垣理沙の二人がピンク・レディミーとケイに扮してこの曲を歌ったことがきっかけで実現したという。

さらに11月には五木ひろし監修による阿久悠のトリビュート・アルバム「COVER YOU」が発売され、この中でモー娘。「どうにもとまらない」、「ピンポンパン体操」五木ひろし高橋愛のデュエットによる「居酒屋」など、14曲の阿久悠ナンバーに挑戦するということである。

ここに来て阿久悠作品のカヴァー集とは、今までのモー娘。が取っていたスタンスから考えるとポリシー変更というか、新たな路線というか、ちょっと意外な展開だ。

事務所が同じとは言え、五木ひろし、堀内孝雄と、このような演歌系オヤジ歌手とのコラボが最近目につくようになったハロプロだが、人気回復のため中高年世代に対してのアピール狙いという意図もあるのか?




ペッパー警部

ペッパー警部

  • アーティスト: モーニング娘。,阿久悠,笹本安詞,土肥真生
  • 出版社/メーカー: ZETIMA
  • 発売日: 2008/09/24
  • メディア: CD

作者:MASA

更新日:2008年9月30日 0時12分

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ローラ・ニーロの紙ジャケ2枚

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今日は採用された会社の初出社日でした。初日ということで今日は研修だけで実際の業務はありませんでしたが、業務内容が今までの経験を活かせそうなものなので、また心機一転頑張ります^^。

そんな中、ローラ・ニーロの紙ジャケ第2弾のうち、注文していた「CHRISTMAS AND THE BEADS OF SWEAT(魂の叫び)」「SEASON OF LIGHTS(光の季節)」の2枚が昨日到着していたのだった。
さっそくアナログと出来具合を比較してみたいと思う。


まずは'70年の3rd.アルバム「魂の叫び」の方だが、ジャケのザラザラした紙の質感はキッチリ再現されている。
アナログ盤のジャケは内側がツルツルで、本来は表に使われる面である。どうやら紙の裏表を逆に使用して作られているようだ。

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歌詞が書かれている裏ジャケの再現度もグーである。

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紙ジャケのスリーヴはオリジナルを再現したものだが、私の持っているアナログ盤は'80年代の再発盤なので、スリーヴは何の変哲もない無地のスリーヴが使われている。

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レーベルの比較。アナログの方はUSでは'70年代初頭から使用されている普通のデザインのものだ。
紙ジャケは"COLUMBIA"の部分が"SONY MUSIC"になっている以外は色やフォントもアナログに限りなく近い。

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肝心の音質の方は日本独自のリマスターということだが、派手さはないがなかなか悪くないと思う。
私の持っているアナログ盤は再発盤だからか、高音域がちょっとキツめで、ヴォーカルのサ行が割れ気味なのだが、この紙ジャケではもちろんそんなことはない。

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続いては'77年のライヴ・アルバム「光の季節」
私のアナログは左端に切れ込みが入っているカット盤でしかも中古で入手したものなので、そんなにキレイではない。
紙ジャケの方の再現度はこちらも高い。

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裏ジャケの比較でも特に問題なく、なかなか上出来だ。

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ゲイトフォールド部分の再現度も特に問題なし。

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スリーヴもオリジナルに忠実だが、紙ジャケの方は谷内六郎のイラストのコントラストが若干濃いめかも。

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レーベルの比較。これも「魂の叫び」と同様。

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このアルバムはもともと全16曲収録の2枚組として発売予定だったが、実際に発売された時には10曲入りの1枚ものに変更され、カットされた6曲は'93年に日本だけでCD化されるまで全くの未発表だった。
2曲だけテイクの差し替えもあったが、今回の紙ジャケではこの差し替えられた2曲も含めた全18曲入りでの発売。快挙である。
今まで10曲しか入っていないアナログに慣れていた耳にはこの18曲ヴァージョンは新鮮である^^。

今回の6枚の紙ジャケはいずれも日本独自のリマスターということで、今年の春頃からマイナー・レーベルから発売されているUS盤CDのマスターを使用するのかとばかり思っていたら違ったようだ。
まあそちらがどんなマスターを使っているのは分からないが、ボートラ付きも多い紙ジャケの方が全然良さそうだ。




魂の叫び(紙ジャケット仕様)

魂の叫び(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/09/24
  • メディア: CD

光の季節~イン・コンサート(紙ジャケット仕様)

光の季節~イン・コンサート(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ローラ・ニーロ
  • 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/09/24
  • メディア: CD


作者:MASA

更新日:2008年9月27日 0時15分

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ミュージック・マガジン10月号「Perfume特集」

まだ買っていなかった「レコード・コレクターズ」10月号を買いに昨日書店に行ったら、その隣りに並んでいたのが「ミュージック・マガジン」10月号。表紙を見たらなんとPerfumeのイラストが。そして中身もPerfume特集じゃないかー!
MMがどういう風にPerfumeを検証しているのか、これは読まないわけにはいかないということで、レココレといっしょに買って来た。

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中をめくってみると、"特集 Perfume現象"というタイトルで膨大なページ数を割いた徹底検証に驚いた。
"音楽ファンの間で中毒患者が急増中!熱いブームを巻き起こすテクノ・アイドル・ユニットの魅力と影響力を探る"
というテーマで、評論家・原田和典氏がいかにしてPerfumeにハマったか、という記事に始まり、編集長・高橋修氏による3人の歌声の魅力とプロデューサーの中田ヤスタカの楽曲との関係、その中田ヤスタカのサウンド・クリエイターとしての全貌、80年代テクノ・ポップから見た考察、ブレイク後音楽界に与えた影響、それに今やプレミアものの広島限定アイドル時代の廃盤シングル2枚なども含むコンプリートCD / DVDガイドなどなど、読み応えタップリの内容である。

今や入手困難・高額プレミア付きのDVDパッケージ・サイズの初回限定盤「THE COMPLETE BEST」と廃盤の「チョコレイト・ディスコ / Twinkle Snow Powdery Snow」のDVDと写真集付きCDシングル・ボックス「FAN SERVICE~SWEET」
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私は'06年発売のデビュー・アルバムから聴いている"新古参"で、このブログで何回も取り上げているが、今改めて思うと、Perfumeの聴くものを魅了し惹き付けるこの不思議な引力って、一体なんなんだろうと思う。

世の中には言葉ではうまく説明出来ない素晴らしさやカッコよさや感動など、それを実際に体験した人でなければ分からない感覚的なものが存在する。
私の文才がないということももちろんあるが、Perfumeの放つ魅力をいくら説明しようとしても細かなニュアンスまではうまく伝えることが出来ないので、実際に聴いて下さい、百聞は一見にしかず、なんてことしか言えないのである。

もちろんいいと思えるかどうかはその人のリスナーとしての音楽キャリアや趣味に左右される部分はあると思う。しかしこうしてMM誌までが特集を組むほど、普段は洋楽ロックばかり聴いているようなかなりの音楽通までが数多くハマっているというのは純然たる事実だ。

いい年をしていながらこんなにアイドル系の音楽にハマったのはデビューから2001年〜02年くらいまでのモーニング娘。以来である。
モー娘。の魅力はインパクトの強い楽曲・振り付けやメンバーそれぞれが持つ個性の強いキャラに加え、プロデューサーのつんく♂が仕掛けるグループ内ユニット結成や不定期的なメンバー入れ替えなどといった意表をつく大胆な作戦で業界やファンをいい意味でグチャグチャに引っ掻き回した爽快感にあった。

Perfumeの場合もモー娘。の魅力に共通するニュアンスはあるが、アイドル+テクノ・ポップという方法論のインパクトの強さ、アイドルであるわりに音楽的にはあまりにアーティスティックな、ハンパじゃなく完成度の高いクオリティとポップ度、それに加えてモー娘。同様にメンバー3人3様のキャラ立ちの面白さ、といういろんな面が総合的に重なって醸し出される独特の雰囲気と、それによって業界で特異な立ち位置をキープしているところが興味深い。

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プロデューサー中田ヤスタカが作り出す音楽の素材にしか過ぎないし、あれだけヴォーカルにエフェクトかけちゃったらこの3人じゃなくても誰もいいじゃん、という意見もあるが、これはちょっと違うと思う。
よく聴くと3人それぞれにしっかり個性がある声を持ち、そこに見事にハマる楽曲との間で起きる絶妙な化学変化の賜物がPerfumeの魅力とも言えるだろう。
決して誰がやってもよかったというものではなく、やはりかしゆか、あーちゃん、のっち" 3人合わせてパフュームで〜すっ!"じゃなければ成立していない音楽なのだ。

Perfumeのブレイク後、雨後のタケノコのように最近はさまざまなフォロワーが現れ、同時にテクノ界も盛り上がり、と、かなりの影響を業界に与えた。
フォロワーの中にはちょっと惹かれるユニットなどもいるが、3人にはそんなものには負けずにこの分野のパイオニアとして今後もどんどん突き進んで行ってもらいたい。

ちなみに今回初めて知ったが、Perfumeのヴォーカルにかかっているエフェクトはヴォコーダーではなく、本来は外れた歌の音程を整える目的で使用されるオートチューンというピッチ補正ソフトだそうである。なるほどー。

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MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2008年 10月号 [雑誌]

MUSIC MAGAZINE (ミュージックマガジン) 2008年 10月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ミュージックマガジン
  • 発売日: 2008/09/20
  • メディア: 雑誌

作者:MASA

更新日:2008年9月25日 15時45分